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第2話第2話!書いてけ書いてけ!

こういう本編入るの前座ゾーンを書くのも1年前かぁ……なつすぎて時の流れに衝撃を受けているのだが………


しかし、自分の書く小説スキルは時の流れと比例にならない……上手い人主に分けてくれそのスキル(泣)

まぁこんなこと言っても現実は変わらないのでさっさと本編行きましょう。


それではどーぞ〜〜!!!


































































































〈💚side〉

静かで退屈な授業、先生が文字を書く音と生徒がシャーペンを動かす音だけが響いて、俺はその音が心地よくて気絶しかけてるが、何とか耐えてシャーペンを動かしていた。


先生「ーーーがーーーで、ーーーなんだよな。つまりーーーーで、こうなるんだ。」

💚「………(簡単すぎる…)」

先生「じゃあこの場合だと…ーーー」

💚「カキカキ(絵を描く)…………」

先生「ーーーーだ。」

💚「…………カキカキ、うぉ…結構上手く描けたボソッ✨️」

先生「じゃあこの問題はどうなるか……今日は〜、すち!」

💚「(ここ修正したいなぁ…そしたらもっと綺麗に…)」

先生「すち!!!」

💚「んッッふぁい!!」

先生「ここを解け」

💚「えぇー、1218」

先生「正解だ。流石の頭の良さだな」

💚「(簡単すぎるんだってば…)」


妖精ということを隠して人間の授業を受けているが、あまりにも内容が簡単すぎてつまんなすぎる。

元々俺は頭脳だけなら誰にも負けないと思ってるほど自信がある。それは人間基準ではなく、妖精基準としてだ。俺は突然変異種なことがあって、頭脳の方がかなり発達しているらしい……大体妖精基準の平均の倍と言われている。

だからこそつまんない。別に聞かなくたって考査は余裕、何なら家に帰ったら自分で予習してるからここで学ぶことなど1つもない…


💚「早く終わらないかなぁ授業ボソッ………チラッ(窓の外を見る)」


ファサッ!!ファラファラファラファラ………


💚「!!……(飛んでる……授業中だからか)」


羽を広げて空高く飛んでいるのは、同じ学校に通っている妖精たち。ここはとても珍しい妖精と人間の混合学校なため、このように窓から見かけることが多々ある。

その飛んでいる姿はあまりにも美しくて、俺が人間ならここに映っている飛んでいる妖精全員に見惚れてただろうね。でも…生憎俺は妖精であり羽が使えない弱者。そんな奴にとって飛んでいる姿は俺の嫉妬を引き出すだけの物に過ぎない。


💚「(…楽しそうに飛んでる姿、俺には無縁の………羽を使った授業……)」


その授業はどんなものなのだろうか……飛んでいる生徒たちは何も感じてるのだろうか……。

学校を見下ろす空高い視点、飛ぶ度に肌に伝わる冷たい風、その風によって靡く髪の毛、本来の意味で羽を使っているときの感覚

俺には絶対に感じれないことを優雅にかつ当たり前にやってみせてることに妬ましいと思ってしまうが…同時に羨ましいという感情も湧く。


💚「羽……かぁ…ボソッ……」


俺も羽を使いこなせれば……と思っていたとき。


💚「ッッ!?!?……っ〜〜〜〜う”…クッ…うぅ…」


とんでもない激痛が背中に走って、俺は持っていたシャーペンを落としてしまった。


同クラ「お、すち落としたぞ」

💚「…っ…はぁ…はぁッッ」

同クラ「す、すち?おいどうした?」

💚「ガタッ!!先生すみません……少し抜けます!タッタッタッタッ」

先生「え?…あ、おい!!待て!!……って行ったし…まぁいいや進めるぞ〜。」

同クラ「いや無視するんすか?」

先生「あいつは優秀だから大丈夫だ。それよりまだ10分しか授業経ってないから早く進めるぞ〜」

同クラ「うへぇ〜……」


💚「タッタッタッタッ……はぁはぁはぁはぁッッ……うぅ…(壁に凭れかかる)」


💚「苦しッッ……いた……ぃ…うぅッッ!」


背中からどんどん広がる熱と全身が痺れる感覚に襲われて、鼓動がどんどん激しくなる。

とりあえずこの痛みが周りにバレないように授業を抜けてきたが………抜け出すときの走った反動でより背中が痛い。立つのも辛いぐらいだ。


💚「っ……なん、…でぇ…こんなッッ痛いのっ!」


背中がこんなに痛いなんて初めてで、汗がダラダラと出てくるし視点がクラクラしている。


💚「……とりあえず、っ痛み…止めなきゃッッ、テクテク…」


痛みに鈍感な妖精がここまで痛みを感じるのは本気でまずいことなのではと本能から感じ取った俺は、妖精棟にある保健室に向かった。


背中からの痛みってことは、きっと羽が原因。ならこの痛みを止めるには羽専用の痛み止めが必要なのだが……人間棟の保健室にはそんなの用意されてなく、妖精棟の保健室にしかない。

保健室の先生は大体居ないから、痛み止めは簡単に入手できるだろうけど……もしその過程の中で妖精の先生もしくは生徒にあったりでもしたら、俺の人生は終わったと言っても過言ではない。

だから、早急にこの任務はこなさないといけない。


💚「テクテク…テクテク…テクテク……ふぅ、この先が…ッッ妖精棟………ガチャ…テクテクテクテク…」


妖精棟の前の大きな扉をゆっくりと開けて中に入っていく、周りには凄そうな絵画がズラッと並んでたが今の俺にとってはそんなのに目を向けてる暇はないため、ただ真っ直ぐ歩いていく。すると保健室の看板が見えた。


💚「!!……テクテク…ガラガラ……はぁ…、ついた…ここに痛み止めが、あるはず。…探さなきゃ」




💚「ガサゴソ…!あった!!」


保健室の引き出しを片っ端から漁っていくと、羽の痛み止めの注射器が入っていた。


💚「シュルシュル……(包帯を外して羽を広げる)…チクッ!!!(痛み止めを使う)っ……ふっふぅ…ッッ……はぁ……」


その注射器を乱雑に取り使えることを確認すると、すぐに包帯を外して羽の神経目指して痛み止めを刺す。その効果は絶大なもので、時間が経てば経つほど痛みが引いていき、視点が安定していく。


💚「……はぁ……はぁ……はぁ……。何とかなった……ポイ(注射器を捨てる)………はぁ…」


痛み止めを全て打ち終わった後、全身の力が抜けていき近くの椅子に腰を下ろした。かなりの体力を奪われてたせいか一度降ろした腰は簡単には上がらなかった。


💚「………ふぅ…まだ回復しきってないけど、大丈夫。落ち着いてきた。…痛みも視点も。」


💚「……さてと…ここまで来たなら後少し。羽を包帯で巻いた後、誰にもバレずに教室に変えるだけ……………かなり回復できたから羽を早く隠して戻らないと💦」


そう思い近くの包帯を手に取ろうとしたとき……。


?「ガラガラ、やっぱサボるならここだよな。」

💚「っ!?!?!?」

?「あ、普通に保健室使ってた?ならごめ………ん…………。」

💚「…………」


すち、今世紀最大のピンチ。生徒と遭遇しました。

やばいやばいっ!この羽をガッツリみられた!!!このままだと本当にマズい!どうしよう、どうすれば誤魔化せる!?……厨ニで羽をつけてみたんです〜…って言ったらいけるか?いや、羽はまじで生えてるから羽を引っ張られたりでもしたら終わりか……。


いや、でも待てよ…この妖精くんは俺が人間棟の妖精だって気づいてないよね…てか気づける要素がない。

ならまだチャンスはある!!一旦羽を出したまま保健室を抜け出して、そのまま誰も来ないところで羽を隠してから戻れば済む話!まだ舞えるよ!!


💚「んんッッ!……俺、もうここの利用終わるからサボっても大丈夫だよ。内緒にしておくし」

?「………ジーーーー」

💚「それじゃあ俺、教室に戻らなきゃだからさ……じゃあね…テクテクテクテク」

?「………」


俺が横を通り過ぎようとしたとき………


?「ガシッ!!!!!!」

💚「!?えっ……(掴まれた?……てか力強!)」

?「………なぁ」


?「お前ここの妖精生徒じゃないだろ。」

💚「ビクッ」


即落ち2コマ?って思うぐらい早くバレてしまった。えっ?何で?……俺バレる要素絶対ないのに…と、とりあえず言い訳しないと…!


💚「…な、何言って……ここの生徒だよ?」

?「なら、俺が誰か言ってみろ。」

💚「!!……それ、は」

?「分からないのか?」

💚「そ、そりゃ…ね?き、君見たの初めてだし…」

?「……初めて……か、……www墓穴掘ったな」

💚「えっ?」


?「俺ここの学校の妖精に関しては特待生で入ったんだけど?」

💚「!!」

?「ここの学校はぁ………特待生は新入生代表挨拶とかいう自分の力を使ったお気持ち表明しなきゃいけないんだが。もしかしてもう忘れちゃったのか?」

💚「……特待生っ…」


そんなことあり得るの…!?ここの学校の特待生……それって相当恵まれた人じゃないとそんな事できないよ。しかも力を披露って………そんなの簡単にできるものじゃない。加減を1つ間違えれば…大事故なのに…。


💚「あー……俺あんまり聞いてなかったから…うん。だから、君の代表挨拶忘れちゃったんだよ…うん。」

?「それ、俺に直接言っていいのか?w」

💚「えっ?」

?「俺は…王族の者だぞ?」

💚「!!……へっ!?」


王族……それって妖精の中でも最上位のランクで、妖精をここまで広げた原点とも言える存在。この人…そんな大物だったなんて…なんて運が悪いんだよ俺…!

てか王族なら授業サボるなよ!!


?「王族の奴に向かって、聞いてないというカミングアウトを今かました訳だけど……かなりの大粗相だよ?それ。……お前が本当の妖精生徒なら退学にするほどの。」

💚「ッッ…………」

?「このまま何も言わないなら…今から先生の元に行ってお前の退学をお願いするか〜」

💚「……………です。」

?「ん?」

💚「…妖精生徒じゃ………ないです。」

?「おせぇーよ白状が、最初から分かってんだから。次ここに紛れ込むなら少なくとも俺の存在と名前「暇72」ぐらいは覚えておけよ。」

💚「…………………っ…」

❤️「……………さて…ここのやつじゃないって判明したけど…。」

💚「………………ごめん…なさい。…」

❤️「………ここだと、話せねぇな。場所移すぞ」


掴まれた腕を無理やり引っ張って、着いた先は屋上だった。


❤️「今授業中だから、ここには絶対に誰も来ない。ここならゆっくり話せるだろう。」

💚「………」

❤️「んで、本題だけど…」


❤️「何のために紛れ込んだのか、話してもらおうか」











第3話「王族の彼と出来損ないの俺」

俺の羽は_。(完)

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コメント

5

ユーザー

やばいです!!! 続き気になりすぎるッ!!!! うぅッ...!うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!(((((スミマセンタダノホッサデス

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