第3話の前に…話したいこと。(雑談)
🎼様ペア歌みた出してくれたじゃないですか。選曲から神ってませんか?
🩵💛…ポジティブ☆ダンスタイム
❤️💜…ずぅっといっしょ!
🩷💚…点描の唄
……合いすぎッッ!!個人的には点描の唄がとても好みでした(^q^)
あとそれぞれのペアごとに関係性があっていいなって思いました。
🩵💛は信頼できる相棒
❤️💜は共依存パートナー
🩷💚は大切(大好き)な人
って感じがします。まぁここら辺は考察ですけどね。
6人全員本家リスペクトとその曲の雰囲気に合う世界観を作る歌い方、そしてペア同士の良さをより後押しするようなMVとイラスト…神すぎる。
今回も最高過ぎました!ありがとう公式様!!!
えぇーそれでは、本編どうぞ!!
〈💚side〉
妖精であることがバレてしまった。
バレてしまった彼に手を引かれて到着した場所は妖精棟の屋上。屋上は思ってた以上に静かで風の音が耳いっぱいに入ってくる…だが今はその静かさが2人だけの空間に気まずさを生む。
入った途端掴まれていた手が奥の方に投げられ、俺の身体も同時に奥へ行く。彼はというと俺を奥に投げた瞬間すぐにドアを閉めてドアにもたれかかった。それを見た瞬間に俺の今の状況を理解してしまった、「完全な袋小路」だと………
❤️「んで、本題だけど……」
❤️「何のために紛れ込んだのか、話してもらおうか」
💚「……」
強さは絶対に相手が上だから抵抗しても無駄、羽を使えれば飛んで逃げられるかもだけど肝心の羽は使い物にならない…いや使い物になっても逃げれないか……相手王族だし。
…完全な詰み、諦めるしかないか。
💚「………分かった、望んでること全部話します。でも……このことは絶対に誰にも言わないでほしい。」
❤️「言わないでほしい?お前n((」
💚「お願い、お願いだから…言わないで…ください。お願いします…お願いしますッッ。」
❤️「………分かった言わない。その代わり嘘偽りなく話せよ」
💚「!!…ありがとうございます。」
❤️「あとその敬語うざいから外して」
💚「えっ?」
❤️「いいから」
💚「王族って言ったから嫌々敬語にしてたのに…気遣い意味なかったボソッ」
❤️「聞こえてるからな〜」
💚「やっべ」
❤️「まぁ……そのぐらいのテンション間の方がやりやすいわ。で?話してくれるんだよな?」
💚「うん………話すよ全部。」
❤️「それじゃあまず、俺に嘘ついた理由は?」
💚「背中がめちゃめちゃ痛かったから…妖精ですって嘘ついた」
❤️「…………は?どゆこと?」
💚「……てか、大前提が違うよ。俺と君…えっと暇72くんの」
❤️「暇72はやめろ」
💚「じゃあひまちゃんで」
❤️「ラフだなこいつ」
💚「俺は……「妖精生徒」ではないけど「人間生徒」ではあるんだ」
❤️「え?でも羽ついてるだろ」
💚「あー……なら分かりやすくするために、俺が普段過ごしている状態に戻すよ。」
俺はポケットにしまっていた包帯を取り出して、体に巻いていく。
❤️「うっわッッ……痛くねぇのそれ…羽がそんな…」
💚「慣れてるし痛くない巻き方もあるから。コツ掴めば簡単だよ?」
❤️「……そんな巻いてる状態で平然と話すな。」
💚「………おいしょ……はい、これがいつもの俺の状態。」
❤️「…人間と区別つかないな」
💚「でしょ?…俺は普段この状態で「人間」として生活している。ここまで言えばわかるよね?」
❤️「……つまりお前はこの学校に「妖精」としてじゃなくて「人間」として入ってるのか。」
💚「うん」
❤️「……頭悪いん?お前」
💚「そんなことない!むしろ頭良いし俺!」
❤️「いやでも…それ以外に「人間」として入るメリットなんかなくね?何でそんな無駄なことを…」
💚「ピクッ……無駄なこと…………そう思う?ひまちゃんは?」
❤️「そう思うだろ。」
💚「……………………」
質問に即答…流石は王族だね。恵まれて挫折を知らない妖精、俺には一生できない回答だよそれは。
💚「いいね、まだ妖精としての人生を謳歌してる証拠だよ。」
❤️「はっ?」
💚「俺は無駄なことじゃないんだ、人間として生活することは……」
❤️「……何で無駄じゃないんだ?」
💚「……………だって、妖精として生きなくていいでしょ?人間だったら」
❤️「!」
💚「人間として生きられるなら、これほどまでに幸せなことはないよ……。」
❤️「……………」
💚「そういえば、まだひまちゃんが求める回答俺できてないね。」
💚「折角ならこのことも含めて回答してあげる。」
そこから俺は……彼に自分のことについて隅々まで話した。
自分が突然変異種なこと。突然変異種のせいなのか分からないけど、何故か羽が使えないこと。そのせいでいじめられていたこと、周りの人に見放されたこと。冷たい目線が怖くて怖くて仕方ないこと。だから妖精の人生を殺して人間として生きようとしていること。
彼は俺の話しに頷きや相槌もなく、全てを無言で聞いてくれた。
💚「だから…学校は人間として入ってるの、妖精としての人生が嫌だから。今日も人間として生きるつもりだったんだけど……急に背中が痛くなって身体が耐えられなくなった、羽の痛み止めが欲しかったけど人間の保健室にはそんなものないから、しょうがなく妖精棟の侵入してたってことだよ。」
❤️「…………そういうことだったのか。」
💚「…………分かってくれた?」
❤️「あぁ…すまない、軽い気持ちで無駄なことだと言って……」
💚「…理解してくれたなら良いよ。むしろ無駄だと思うことが一般論だから。」
❤️「………………」
💚「…んじゃ、…そろそろ戻ろっかな。ひまちゃんに求めてた回答もできたことだし」
❤️「………」
💚「……迷惑かけてごめんね、また会う日が来たら…テクテク…」
❤️「……」
❤️「………ガシッ」
💚「……ひまちゃん?」
〈❤️side〉
学校についてからつまんない授業から逃げ出すために、いつものように保健室にサボろうとしたところ…先客がいた。
やっべって思って帰ろうとしたとき…
❤️「…………ジーーーー」
俺は、あいつがここの妖精じゃないと気づき呼び止めた。相手は酷く驚いて、言い訳を並べてたが全て俺が叩き伏せた。
そいつが何の目的でこんなことをしてるのかが気になり…俺の第二のサボりスポットである屋上に連れてきて話を聞こうとした。
💚「人間として生きられるなら、これほどまでに幸せなことはないよ……。」
でも正直、生半可にこいつの話を聞いたことを今後悔している。ただのガキの悪ふざけ程度の話しだと思い込んでた。
でも違った。突然変異種の風妖精のすち……彼から聞かされた内容はとても痛々しいもので、絶望のどん底に落とされた可哀想な妖精でしかなかった。痛めつけられる苦しさ、見捨てられる辛さ、自分への劣等感に蝕まれる毎日………俺の感じたことのない負の感情を1つ1つ丁寧に教えてくれる。
話しのリアルさがすちの過ごしてきたであろう過酷な毎日を表す。話してくれる表情は、硬く儚い……。
もっと覚悟していくべきだった。俺みたいなやつが軽く聞いていい話ではなかった。
すちの感じてきた負の感情を、俺は金輪際感じることはないだろう。何故なら俺は「王族の妖精」として評価されてるから………
でも、押しつぶされそうな毎日を過ごして…自分の存在自体を消したくなるほどの辛さなら痛いほど分かる。俺も………思い出したくないほどゴミみたいな過去を過ごしてきたから、辛さの方向が違くても痛い、辛い、苦しいは一緒…。
❤️母「なつ……………」
❤️「はい、母様…」
❤️母「ふふっ…綺麗な羽…流石は私の自慢の息子だわ。」
❤️「…………母様」
❤️母「私はこれからこの家を離れることになるけど…努力を怠らずに、立派な次期当主になるのよ。」
❤️「……はい」
❤️母「…次会う時が楽しみね、どのくらい成長しているのか。」
期待してるからね…なつ…。
❤️「ッッ………はい、母様…期待にお応えできるように…全力を尽くします…ニコ」
だから理解できる…すちのことを。
人間として過ごす理由もそう思う気持ちも……全部全部分かった。
でも、それ以外は……理解できなかった。
すちは妖精としての才能がある、それが俺には分かる、いや分かってしまうほど才能が溢れてるんだ。…そんな奴がこのまま辛い過去に押し潰されて消えていくのは、おかしいだろ。
💚「急に……掴んでどうしたの。」
❤️「…なぁ、本当にずっとそのままで過ごすのか」
💚「…そう言ってるでしょ、ひまちゃんも人間として過ごす理由は理解してくれたし…否定されることなんてないでしょ。」
❤️「人間として過ごす理由を聞いてねぇよ…」
❤️「お前はずっとその過去に捕らわれて、「妖精」を捨てるのかって言ってんだ」
💚「……何を言っているのか分からない」
❤️「…人間で居ようとする理由はよく分かる。俺は人間になろうとしたことは1回もねぇけど、自分の立場が嫌になって、苦しくなって、逃げ出したくなる時があったからな。自分の種族を捨てたくなるのは理解できる。」
💚「……じゃあ」
❤️「でも、お前はそれ以外を理解できてないんだよ!」
💚「……それ以外」
❤️「お前は自分のことを何も分かってない、だから過去に囚われたまま何も進めてねぇんだよ。」
💚「っ!!バシッ!!(掴まれてる手を解く)」
💚「たった数分で俺のことを分かった気でいないでよ!!何も分かんないくせに!!」
❤️「……」
💚「自分のことは自分が1番分かってるし1番考えてるよ!だから、この選択をしたの!!」
すちの声は屋上に響く。さっきの冷静に話す姿とは裏腹に、自分の気持ちを曝け出すように荒げた声をあげた。
💚「俺だって何度も何度も挑戦したよ!?自分の羽に向き合ったよ!!でも、無理で…無理で…羽に費やす時間が多くなればなるほど、殴られる回数も比例する!辛かった、壊れそうだった!だから妖精であることをやめたの!もうこんなこと感じたくないから!」
💚「これが1番良い人生!痛くもないし、否定もされない、これが俺の最善の選択肢!!王族という真反対の位置の奴が、それを勝手に否定しないでよッッ!!」
❤️「……………やっぱ分かってねぇよ、お前」
💚「ッッ…だから!」
❤️「何でそんな…鵜呑みにすんだよ。」
💚「えっ?………」
❤️「もっと自分で自分を判断しろよ!!!」
💚「!!」
❤️「なぁ!お前は何で自分を否定してくるやつの言葉を鵜呑みにしてんだよ!」
💚「……それ…は…」
❤️「その狭い価値観でしか判断できないような奴らのことなんか忘れろよ!自分で自分の価値を見出せよ!!」
💚「っ……」
❤️「それじゃなくても、誰かに打ち明けられれば良い!世界は広いから、誰かに話せばお前のことを肯定してくれるだろ!!俺みたいに言ってくるやつなんかたくさん居るだろ!何でそれが分からねぇんだよ!」
💚「…ひまちゃんっ…」
❤️「曇った鏡越しで見た物は全部歪んでる。」
❤️「お前はずっと嘘像を見てるんだよ。自分で作った壊れた鏡越しから」
💚「っそんなことない!!俺に価値なんかない!俺は出来損ない!劣等生!不完全!………妖精としても人間としても未完成で不格好なッッ、どうしようもないやつなんだよっ!」
❤️「ッッ………」
❤️「そんなこと…言わないでくれ」
💚「…っ!」
❤️「俺は……すちが出来損ないとか、思ってない。」
💚「嘘…そんなの嘘だよ。俺は羽が使えない……使えないんだよ…誰でも簡単にできる基礎中の基礎を俺はできない。妖精の羽は自身の象徴となるもの、こんなことすらできない俺の羽は…周りと比べたら醜いものだよ…。」
❤️「…………なぁ、すち」
💚「………何」
❤️「羽が……使えなくたって…」
〈💚side〉
💚「……………ぇ…今…なんて…」
言ったことの意味を理解するまで…時間がかかった。
だって…だって……綺麗なんて、言われたことが、なくって…。
❤️「聞こえなかったか?ならいくらでも言ってやるよ」
❤️「すちの羽は本当に綺麗だよ。これはお世辞なく……ね。」
💚「……嘘…また嘘。」
❤️「何でもかんでも嘘にするな、俺からの思いを受け取らずに終わる気か。」
💚「…ひまちゃんが俺に言うメリットがない。」
❤️「メリットがないと言ったらダメなのか?」
💚「!!」
❤️「……心の底から思ったことを本人に伝えたい…。理由はそれだけで十分だろ…」
💚「……ひまちゃん」
❤️「さっさと……受け取れよ…俺からの言葉を。理解が追いつかないのは…分かるけど、流石に何でもかんでも否定されちゃ俺だって傷つくぜ。」
💚「……………ッッ」
この人は…本当にイカれてるよ。
出来損ないじゃないとか、綺麗とか…俺のことについてまだ半分も知らないくせに、俺に向けて分かったかように語ってくる。王族でしょ?俺と真反対に位置する人が、俺のためを思って俺を説得してくる。
本当におかしい。やっぱり妖精っておかしいんだ。みんなみんな……変な奴ばっか…。
でも……そんなイカれた君からの言葉が、すごく嬉しかった。
初めてだったから、俺の羽を褒めてくれたのは。飛べないというレッテルを貼られてからは、俺の羽は汚物のような目でしか見られてなかった。自分でもそう思ってたし、実際切り落とそうかと悩んだほどだ。
なのに…羽が使えない事実を教えて、自分の過去を話した後でも、君は俺に向かって真っ直ぐ自分の気持ちを伝えてくれた。
誰も助けてくれなかった、支えてくれなかった、俺の心の内を見てくれなかった…だからなのかな。
初めて差し伸べてくれた君の手を、掴みたい。
❤️「すち……テクテク…(目の前まで近づいてくる)」
💚「…っひまちゃん?近い…」
❤️「ごめん…少し失礼」
その言葉と共に、ひまちゃんは俺の背中に手を入れてきた。そして、巻き付いてる包帯を丁寧に外して俺の羽を広げさせる。
❤️「……身近で見ると、大きさもさることながら綺麗さが際立つな…(羽に触れようとする)」
💚「ビクッ…っ…」
❤️「ピタッ……怖い…?すち?」
💚「ビクビク……」
羽を触られること、それはいじめを受ける合図のようなものだった。
羽を触ると同時に引っ張られる、殴られる、切られる、踏まれる………されてきた仕打ちは全て痛くて痛くてたまらないもの。
ひまちゃんはきっと…そんなことしない……でも、一瞬脳裏をよぎってしまった。
❤️「…………そりゃそうだよな…嫌なことされたから、隠してるんだもんな。」
💚「………ビクビク…」
❤️「(手を引こうとする)」
💚「…………」
💚「…………いよ。」
❤️「えっ?」
💚「ひまちゃんなら……触ってもいいよ。」
❤️「…でも、それ怖いんじゃ…」
💚「怖い…すごく怖いよ。でも…ひまちゃんは……大丈夫だと思うから。」
❤️「………いいのか?」
💚「コクッ…ひまちゃんはきっと傷つけたりなんてしない…俺の気持ちが、そう言ってるから。」
❤️「…なら…触るぞ。怖かったら俺を突き飛ばせよ……」
💚「うん………」
❤️「………スッ」
💚「っ……」
💚「!」
❤️「……どう?怖い?」
💚「……いや、怖くない……怖くないよ。」
❤️「……そうかニコ」
💚「…………」
羽から感じる温もり…ひまちゃんの手、温かい。そして、優しい…傷つけるなんて一切感じない…俺の羽を大事に扱ってくれてる。
あぁ……嬉しい…嬉しい…。
俺のこと…本当に………ッッ
💚「ポロポロ…」
❤️「!?!?…はっ!?泣いて…ごめん何かやばいとこ触れたりして…!」
💚「ちがッッ…うの……嬉しいのッッ!」
❤️「!!」
💚「……俺の…ことッッ……「妖精」の俺を…見てくれて、…嬉しいのッッポロポロ」
❤️「…俺は…今までたくさんの妖精の羽を見てきた。王族での面会や今までの知り合い、そして新入生代表挨拶から見た、全校生徒と先生の羽。」
💚「………」
❤️「そんな奴らの羽なんかなんとも思ってなかったのに……すちの大きな羽を見た途端、俺は初めて……」
❤️「羽に見惚れてた。」
💚「……っ!?」
❤️「1番羽が綺麗と言われている王族の俺の両親ですら、1番近くで見た来たのに見惚れることはなかった。でも、今こうやって触って、近くで見て…すちの羽を特等席で感じれば感じるほど、俺の眼はお前の羽に釘付けさ。」
❤️「羽の綺麗さは可能性の象徴。つまりすちは王族なんかよりも、圧倒的に綺麗な羽を持つ最強の妖精なんだ。」
💚「……ッッポロポロ…本当…にっ?ッッ」
❤️「当たり前だ、お前の羽は誰よりも綺麗。俺が保証する。」
💚「…うぅ…ポロポロ……ひま…ぢゃッッ…」
❤️「……ヨシヨシ……」
俺はひまちゃんの胸でいっぱい泣いた。今まで溜まっていた感情が爆発して、涙が止まらなかった。
そんな俺をひまちゃんはずっと落ち着くまで待ってくれた。
こんな優しい方が居たんだ………俺を認めてくれる方がいたんだ。
あぁ……羽を切り落とさなくてよかった、踏みとどまってよかった。
〈❤️side〉
❤️「落ち着いたか」
💚「うん、ありがと…グスッ」
❤️「……もっと自分のこと見ろよ。お前の羽世界一綺麗なんだからよ。」
💚「…そうだね、ひまちゃんに言ってもらえんだし……完全な人間としてじゃなくて、少しだけでも羽を持った妖精としても生きようかな」
❤️「………それで良いんだよ。」
💚「本当にありがとね。」
❤️「おん、てかあまり妖精棟に近づくのは辞めとけよ?俺だったから良かったものの、俺以外だったら退学もあり得るからな」
💚「そうかも………ね」
❤️「んじゃ俺はここら辺にしとくか、すちも教室に戻らなきゃだろ?」
💚「…………そうだね」
❤️「オイショ人間棟に居るならもう会うことはないと思うけど、元気でな。テクテクテクテク」
💚「………ひまちゃん!!」
❤️「ピタッ…ん?」
💚「あの…その………」
❤️「………何?どうした?」
💚「………」
💚「お友達になってほしいですっ!!」
❤️「…………は?」
💚「……ひまちゃんと、お友達になりたい。」
❤️「…バレたくないんじゃねぇのかよ」
💚「そうだけど……でも、俺を変えてくれたひまちゃんとこのままお別れは、嫌だよ。」
❤️「………王族の妖精である俺と友達…ねぇ、」
💚「王族も妖精も今は関係ないよ!!」
💚「俺は「暇72」と友達になりたいの。」
❤️「!」
💚「王族だから友達になりたいんじゃない、妖精だから友達になりたいんじゃない、特待生だから友達になりたいんじゃない。俺は変えてくれた「暇72」だから友達になりたいし、関係をここで崩したくないの。」
❤️「………」
💚「…まぁ、人間棟に普段いる俺が、ひまちゃんに関わって迷惑になるなら……」
❤️「ははっw」
💚「えっ?」
❤️「そっか……俺と…な。」
💚「だ、駄目…です、か?」
❤️「いやいいよw俺もお前と友達になりたいし」
💚「!!…やったっ!お友達っ!」
❤️「w…………」
………「暇72」として……か。
❤️母「立派な次期当主になるのよ」
❤️母「期待してるからね…なつ…。」
本当の俺を見てくれてる。王族の俺としてじゃなくて…たった1人の妖精として友達になりたい。下心も一切ない、本当に純粋な思いをもって俺と友達に…
❤️「……チラッ」
💚「人間棟だと妖精は嫌悪感出されるからやめたほうがいいよね…でも人間も浮くか、いや屋上だったら話せるかな?」
❤️「w」
自分の方がリスクがあるくせに、そんなこともお構い無しにこれからのことを考えやがって…おもろこいつ。
❤️「なら連絡先交換しようぜ!」
お前みたいな対等な友達…居て欲しかったんだよな。子供の頃から……。
❤️「これからよろしくな、すち」
💚「うん!よろしくひまちゃん!!」
第4話「180度変わった学校生活」
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