鬼の嫉妬

強引に桜子の口を開き舌を絡める

クチュ…ペチャ…

舌と舌を絡める音が二人の間でいやらしく響く

その音に掻き立てられるように銀次郎は桜子の着ているシャツの中に手を忍ばせる

ゴソッ……

「ふぁ…こんな…いや…///」

「いや？ん？これが？」

そう耳元で囁いた後、耳を舐めながら

桜子の胸を揉みしだく…

レロ…

ピチャ…ピチャ

「ああ…！それだめ…！

はぁはぁ…」

耳を舐める銀次郎の舌の感触、いやらしく響く音、強引に揉みしだかれる胸…

その感触が相まって顔が赤らみ声が漏れ出てしまう

反射的に体がうずく…

「嫌やったらやめてもええんやで？」

「ぁ…！はぁはぁ…//そ…それは…」

そんな私を見て何かを覚りニヤリと怪しく笑った萬田くん

その瞬間体がフワリと宙に浮いた

お前はこれがお望みだろ？と言わんばかりの勢いで私の体をヒョイと持ち上げベッドの上へと運んだ

正直こうなる事を望んでしまっている自分もいた…

それを萬田くんに覚られているんだと思うととてつもなく恥ずかしくて自分の顔を手で覆った

「手…邪魔や」

「嫌…見られるのが恥ずかしい…」

「ふっ…このベッドの上で散々他の男に抱かれといて…今さら純情ぶっても遅いんや」

「……！？///

なんでそんな意地悪な言い方すんの…」

「お前に分からせるため」

「え…」

スッ…

萬田くんの手には壁に掛けてあったスーツの中から取ったネクタイが握られていた

「それ…いつの間に…」

「ふっ…」

にやっと笑うと萬田くんは私の腕を強引に掴み頭の上で束ねネクタイでキツく縛り始めた

手が使えない…

身動きが取れない

「嫌や！！こんなん！！」

「あー、服脱がしてから縛ったほうが良かったなぁ。脱がしづらくなってしもた…」

そう私に覆いかぶさり耳元でいやらしく囁く…

もう私はこの声だけで体がうずいてしまう

「は………//」

「脱がしてほしくてたまらんのやろ」

「そんなことない…！」

「嘘つくな」

ガサッ……！

そう言って萬田くんは私の服を全て強引に脱がしていく…