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この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは一切関係ありません
ご注意ください、さくいわ!!!さくいわです!!!!!
佐久間さんが!!左で!!!
岩本さんが!!!右だ!!!
佐久間→「」
岩本→『』
深澤→【】
向井→《》
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岩本side
「照、?????? 」
『…っ?!……ぅ、…』
ガクンと膝の力が抜けて地面との距離が近くなる。あれ、なんで俺今……佐久間の前で跪いてんの?なんかおかしいな、数日前までは俺は命令する側で、
「こっち見て、Look」
『さ、くま……』
「そう!ちゃんと出来んじゃん、偉い偉い」
なんで、こうなったんだっけ
『…俺偉い、?』
「偉いよ、ちゃーんとコマンド拾ってるし全部理解できてる」
…最初からこれが正しい形だったのかな、
「照はいい子だねぇ、Good♡」
『…ぁは、……♡』
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佐久間side
【おぁーまじかぁ…】
「ふっかどしたー!!」
【あ、や…うーん……】
「え、言いにくいこと?なら俺全然聞かなくても…」
【そういうわけでもないんだけど…暫く寂しくなるなーみたいな、】
《…?ぁ、てるにぃのこと?》
【お、康二。そうそれ】
「え、照どうかしたの?」
最近照の元気がないと思っていたらここにきてあんま良くない情報が入ってきたようだった。俺は何があったのか知らないから変に追及は出来ない。でも、知りたい。だって…
《てるにぃ調子悪ぅて1ヶ月くらい活動休止すんやって》
【佐久間行ってやったら?お見舞い的なの】
「…え、いいけどなんで俺?」
《さっくん好きなんとちゃうん?てるにぃのこと》
「…なんでそれ知って…」
【バレバレだわアホ、わら】
まじかよ。ふっか曰くめめと翔太以外はみんな気付いてんじゃねえの?とのことだった。やっべー、結構知れ渡ってんじゃん。まあそりゃそうか、照から重すぎるくらいの愛を向けられてた蓮は俺の視線なんて気にしてる暇無いだろうし…あーくそ、羨ましい。…じゃなくて、翔太は…まあ…あんなことがあった後だから自分優先になるのもむりはないし
「…ん?なら康二メンタル強すぎじゃね?笑」
《何がぁ?》
【あれだろ、俺と翔太と…】
《あーーそれなんやけどさぁ、俺今…》
「やば、もうどこがどこと繋がってっかわかんねえな笑笑」
【つかそれ翔太大丈夫なの?】
《まあ生きとるし、反応は薄いけど割りと本人嬉そうやし、大丈夫なんとちゃうん?》
「Subの本能ってヤツなんかなぁ…」
【Domにはわかんねー何かがあんのかもな】
《それはあるかもしらん、SwitchでもSubのこと完全にはわからんもん。ふっかさんとさっくんには絶対理解出来んやろうなぁ、》
【煽ってる???】
《煽っとらんわ!!!》
【まーいいや、そんなことより舘さんの話なんだけど……】
《…その話俺の前でするん?笑》
そんなこんな現状報告というか、それぞれが一番近くにいるメンバーの今の状態を共有してその日は解散。照の様子が気になったから今から行くよってメッセージだけ送って彼の家に向かった。何分、何時間経っても既読は付かなかった
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岩本side
泣き疲れて家の中でぼんやりしていると不意に玄関が開いたような音がした。いやあの、全然不法侵入じゃん、強盗?俺死ぬのかな。いっそのことここで殺して貰った方が…とか思ってたら音のする方からやってきた人物は、見覚えのあるピンク髪の男だった
「照大丈夫かー?」
『…さくま、?』
「そ、佐久間!!っておま、お前ボロボロじゃン、てか部屋きったねえな!!笑」
1週間ほどろくに片付けもせず、よくわからない家にあっただけのものを食べてその辺でテキトーに寝ていたから辺りは散らかっていた。心配されるより笑ってくれる方がありがたかったから、今日ばかりはこのうるさいくらいの笑い声が嬉しかった
「一緒に片付けるぞ~」
『…ろ、』
「ん?」
『…目黒は?』
ずっと気掛かりだった。あんなことしといて、勝手に心配して何がしたいのか俺にもわからない。わからないけれど好きだった気持ちに偽りは無かったから。彼の現状が気になってろくに眠れもしない、ならあんなことするなよって話なんだけどさ
「蓮は元気だよ、まだ俺たちも会えてないけど阿部ちゃんの家で普通に暮らしてるって」
『…そっか、』
「…やっぱ気になる?蓮のこと」
『…まあ、うん。…めめに会ったら、ごめんって伝えといて。そんな人伝の謝罪じゃ済まされないのはわかってんだけど…俺とは会いたくないだろうし、』
「ん、りょーかい。…てか俺らあんま今の蓮と照の状況知らねえんだけどさ、教えてくれたり…?」
『あー…うん、いいよ。もう先に言っとくけど、俺めめにガチで酷いことしたから…ある程度の覚悟はして聞いてほしいかも』
「ん、…まあどんな話されても照は照だから」
俺の周りにいるのはなんでこんなに優しい人ばかりなんだろう。話すだけで犯してしまった罪の重さが変わるとか、過去を許して貰えるとか、そんなことは思っていない。でも、話せば何か変わるんじゃないかと思って俺は口を開いた。そのせいで、狂っていた何かは更に狂ってしまったのかもしれない