アパートに戻って来た俺達は気まずさから、無言になってしまう。
少し身体が冷えてしまった事もあり、琴音は無言ながらもホットミルクを用意して俺に差し出してくれた。
「……ありがと」
カップを受け取り、一言お礼を口にする。
琴音が俺の横に腰を下ろし、二人とも同じタイミングでホットミルクを一口飲んだ。
だけど、無言は続く。
(俺から話さなきゃ)
話があると言って引き止めたのは俺。
いつまでもこの状態を続ける訳にはいかない。
身体が温まり、一息ついたところで一旦深呼吸をして、
「――琴音」
名前を呼び、
「……いつも我慢させてばっかりでごめん」
そう話を切り出すと、俺の言葉に琴音は驚きの表情を浮かべた。
「付き合い始めた頃に比べると、会う時間も連絡する回数も減ったよな」
話を続けていくと、琴音の表情は徐々に和らいでいく。
「デートだって、キャンセルばっかで…ごめん……***********************
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