小説
私は、欧州やソ連を支配して次に目をやったのは……そう、ソ連と同等かそれ以上の力を誇る大国……アメリカに攻撃を仕掛けた。
アメリカの元へ来た途端、奴は日帝との戦争で私に気付いていなかった。「これは好機だ」と思い、奴の首都ワシントンから侵攻した。君たちならきっとこう思うだろ……
「アメリカの方が有利じゃないか?」とか
「幾ら技術力が上であっても無理じゃないか?」とか……色々思う事は多々あるかもしれない。だがなぁ……
ここでも、私はアメリカの技術力や軍事力を調べて、そこからアメリカのを真似する……というよりそれを上回る工夫をした。ソ連戦よりも過酷なものになるのは承知しているから、念には念を押してソ連戦で使った武器にも改良に改良を重ねた。
もちろん、核兵器だって作った。何故かって?……日帝に対してあの様な攻撃を仕掛けたアメリカには制裁を与えねばならないと思ったからなぁ……これくらいは「普通」だろ?
「大切な人を傷付けた者にはそれ相応の制裁を与える」それが私の流儀なのでね。
そこから、ワシントンからルイジアナ州(北部も占領)の侵攻をし終えた時だった……日帝がアメリカに敗北寸前になっているという知らせを聞いた。それを聞いた私は居てもたってもいられず、日帝のいるハワイへと向かった。
ハワイ諸島につくと、そこには日帝がアメリカに撃たれる寸前だった。そこからの記憶ははっきりと覚えていないが、覚えているとしたら……アメリカを私と日帝で倒せた事と、応援に来たイタリアがただただ呆然と立って「ナチ……君どうしちゃったの?」と言われたと言う所だけだ
日帝曰く、私はアメリカに対して銃を乱射したりナイフを数十本投げつけて両足に傷を負わせた後に、私の戦車で攻撃したとの事だった。その時のアメリカは逃げては反撃をして対応をしたが、最終的には足の出血によって動けなくなった。
そして、我々枢軸国は大国であるアメリカに遂に勝った……それと同時に世界征服への道が開かれた。その後アメリカを捕虜として捕らえた。捕らえた理由は……このでは伏せておく。何故なら……いつかこの物語で分かる時が来るからだ。
アメリカを捕虜として捕らえて数十分後、ようやくお目覚めになって、今の状況を信じられないと言う顔つきで我々三人を見つめた。そこから、奴は色んな質問を投げかけた。
「ソ連やフランスはどうなった」とか
「イギリ……いいや、親父はどうした?!」とか犬のように吠えていた。そんなアメリカに私はたった一言
「奴等なら、私の手におちた」と言った。その瞬間……私に「いいや、絶対に嘘だ!!フランスはまだ分かるが、ソ連や親父は違うはずだ!」と言った。
そして「本当の事を言え……親父はどうなった?!」と言った。私は……「イギリスは……私の手で殺した。だから今はもう……」と言った。
その時の彼の顔は……本当に素晴らしいものだった。目は虚ろになって、絶望に陥った姿は本当に見物だった。
だが、私は彼に一つ嘘をついた
続く……
(ちなみにナチがどんな嘘を付いたかコメントで教えてね(*^^*))
(あと、イラスト公開したので見てない方はぜひ見てってください(*^^*))
コメント
17件
私が毎回死にかけるような(楽しすぎて)小説を書いてくれてありがとうございます
初コメ(?)失礼致します。いつも貴方様の素晴らしい作品を見て悶絶しております、 あまり関係ありませんが、ナチス様が吐いた嘘というのはまだイギリス様は支配されたとは描かれてないということでしょうか?不安定な日本語失礼致しました
嘘ついたってなんだろう 実はイギリスを瀕死状態で活かしていてファシズム側の思想にさせているとかかな