テラーノベル(Teller Novel)

ホームホラーミステリー青春恋愛ドラマファンタジー
「【第1話】少年“死刑”法」のメインビジュアル
少年死刑囚69

【第1話】少年“死刑”法

1

200

2021年10月09日

#ホラー#グロテスク#殺人

※この物語はフィクションであり、

実在の人物及び団体とは関係が御座いません。

また、この物語における法の適用は、

物語内の設定・条件・その他の微細な諸状況にあわせたものとなります。

作中に過激な描写が含まれますが、

犯罪行為や差別的な行為を助長し扇動する意図は一切ありません。


「ねぇ、知ってる?今年も更生プログラムやるんだって!」

「更生プログラムってなぁに?」

「あんた知らないの?少年死刑法よ!死刑法!」

「あぁ、私しってる!奥多摩の山ん中にできた少年刑務所で、死刑囚になった子達がなんかやるんでしょ?」

「なんかって…なに?」

「知らないわよ!だって、ほとんどの子が少年刑務所から出てこないんだもん!」

「えーっ!なにそれ!都市伝説みたいじゃん!」

「あははっ!たしかにそーかも!」

「もう、そんなことよりはやく渋谷いこーよ!ぶっちゃけ、わたしらには関係ないじゃん?刑務所とか…死刑囚とか、遠い世界の話でしょ?」

「だよねー!少年法とか少年犯罪とか、マジ意味わかんないし!」

――XX年、某市某区。

ハンマーや小刀で近隣の住民を

次々と襲った少年は、

十代男性の首を糸ノコギリで切断する際に、

言い知れぬ興奮を抑えきれなくなり

絶頂を迎えた。

――XX年、某都某区。

十代の女性を自宅に監禁し

不良仲間十数人で辱めた少年達は

女性の体全身にライターの火を押し付けるなどの

暴行を加えたあと殺害し、空き地に遺体を遺棄(いき)した。

――XX年、某県某市。

成人女性を殺害し、辱めた少年は、

女性の傍らにいた娘を殺意をもって床に叩きつけたあと、

首にひもを巻きつけて窒息死させた。

これらの少年は、

全員逮捕されることとなるが――。

ある少年は医療少年院を退院し

社会復帰を果たした。また、ある少年は刑期を終え社会復帰を果たした。

だが、ある少年には死刑判決が下された。

死刑となった少年と、なっていない少年の差はいったいなんなのだろうか?

人を殺した者が生きながらえ、被害者家族は今も苦しみ続けている。

そんな疑問や不満がうず高く堆積され、

少年法の適用年齢が引き下げされた。

同時に、更生プログラムも大幅に改善されることとなった。

それが――。

少年“死刑法”である。

黒い憎しみに縁取られた目的を果たすため、

自ら犯罪者となった少年と、彼を取り巻く受刑者達の物語が今、始まる――。

少年死刑囚69

作品ページ作品ページ
次の話を読む

コメント

5

前後に投稿された作品

第1話

忘年会