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あ、貴方のことが好き…です…!!
もう名前も声も思い出せないが、あのとき、俺に思いの丈を伝えてくれたあの子は今も俺のことを好きなのだろうか
あれはいつだったか
いつも通り暇だな、と思いながら歩いていると
誰かとぶつかってしまった
あっ…ご、ごめんなさい……
え?あ、ああすまん。怪我ないか?
あ、はい………
たったそれだけの会話だった
だが、その娘は俺に惚れたらしい
俺のどこがいいのやら
まあ個人の感想は置いといて惚れられたのは事実だ
そこからが厄介だった
あっ!!永遠さーん!!
ことある事に話しかけられ話を聞かされることになってしまった
適当に相槌を打っていたがそれもバレていたらしく
も〜、ちゃんと聞いてます?
と怒られてしまった
そのとき俺はあることで悩んでいたのでその娘との会話はある意味救いにもなっていた
数年経ったとき、その娘に突然告白された
あ、貴方のことが好き…です……!!
あ?
突然告白されたことは驚いたが平静を保つことには成功した
俺のどこがいいの?
本気で俺のどこがいいのか分からなくて聞いてみた
え…ぜ、全部ですよ………
ぜんぶ???
またもや予想外な返答に更に戸惑いつつも聞き返す
え……というか俺たちまだ出会ったばっかりじゃない?
え?ばっかり?
娘が聞き返した
だって出会って5年そこらだろ?
5年じゃないですか…!!
5年、それは俺にとっては数週間と同義だった
故に俺はその娘の言っていることが分からなかった
そ、そう…ですか……
それからその娘は俺に話かけてくれなくなった
俺が話しに行っても無視された
うーん…なにが悪いかったのか……
しばらく考えても分からないので当時の俺はそいつの家に行ってみることにした
………は?
そこにあったのは
そいつの死体だった
お、おい…
………なんで…
いくら呼んでも返事は返って来なかった
その顔は初めて会ったときより大人びていた
気がした
それから数百年、今でも覚えているあのときの顔。
いつか忘れてしまうだろうが
忘れるのは悪いことではないと俺は思う
コメント
4件
ずっと生きてると時間も早く感じるもんね...永遠くんイケメンなんだろな!
リア充が…!でも数百年ボッチはキツイな…

文才なさすぎて死にそう