コメント
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やっぱりそうなりますよね~🙂↕️ まぁでも仕方ない。高校生のらんくんには、大学生でモテモテのゆうきさんは大人過ぎて不安も嫉妬も山盛り!ゆうきさんもそこらへん、わかってあげましょーw
待ってました!煽った藍くんが悪いのでドンドンやっちゃって下さい(笑) 次回も楽しみに待ってます!
「ん‥‥‥あっ、‥‥‥‥やぁ‥‥、」
重くのしかかる彼の体重によって動きを制限された。覆いかぶさる胸板で圧迫され、息苦しい。何とか退いてくれるよう懇願するが、その唇も塞がれてしまう。
いつもの、唇が触れるだけの軽いキスではない。噛みつくような荒々しさで、口腔内を弄られる。お互いの歯が当たるのに、それに構うことなく祐希さんの熱い舌が内部を蹂躙する。
酸素を欲し、口を開ければ隙間なく塞がれ、息も絶え絶えとなる。そんな中、容赦なく唾液を注がれ喉奥へと流れ落ちてくる。
これが大人のキスなのか。
両手で頭を押さえつけられ、身動き1つ取れない。言葉を発したくても、全てを吸い込まれてしまう。
やばい。頭がボーッとしてきた。
なんにも考えられない。祐希さんを引き剥がそうと両手で押し退けていたが、徐々に脱力していく。
やっと‥
やっと、祐希さんが唇を離してくれた時には‥手足の力も抜け、肩が大きく上下していた。
互いの唾液により濡れているであろう俺の唇に指を這わせながら、祐希さんがクスッと笑う。それは、妙に艶っぽかった。俺の知らない祐希さんの顔。
「蕩けた顔してんね‥経験あるんでしょ?なのに、キスだけでこんなになってる‥藍ってさ、淫乱なの?」
不意に下半身に手を添えられる。大きな掌に包まれ、俺のソコが反応を示していた。いつの間にか‥。恥ずかしいぐらいに反り立ち、熱を帯びていた。
「いやっ‥‥」
咄嗟に祐希さんの腕を剥がそうとするが、逆に封じられてしまう。手首を激しく掴まれ、あまりの痛みに抵抗を止める。
「抵抗するなよ、お前から誘ったんだろ?」
冷たい声が耳元で反響する。言葉は冷ややかだが、熱い舌が耳朶を這い回る。くちゅ‥と卑猥な音が刺激になり、連動するように自分の腰が跳ねた。止めようがなかった。
こんな強い刺激を俺は知らない。
ねっとりと生き物のように祐希さんの舌が這い回るたびに、俺の口から吐息が漏れる。自分の声とは思いたくないほど、甘ったるく‥それが余計に羞恥心を煽った。
「耳、弱いの?かわいいね、」
触れるたびに声を上げてしまう俺の反応をからかうように、祐希さんの舌が的確に弱い部分を責め立てる。逃げる事も出来ず、与えられる快感を飲み込むしかない。
粘着質な音が乾いた部屋に響く。身を捩って何とか堪らえようと藻掻くも、無意味だった。
掠れた吐息と共に女のような声が出てしまう。両手で思わず口を塞ぐ。息苦しいが、こんなみっともない声を聞かれたくはない。
だが、それが間違いだった。
声を抑えることに意識を集中した隙に、祐希さんの熱い掌が難なく俺の下着の布地を引きずり降ろすと、何の躊躇もなく掴んできた。
「ひゃっ‥‥‥‥‥!」
突然の強い刺激に腰が引ける。元よりそんな所を他人に触られた経験がない俺にとっては恐怖心が襲う。いくら、キス以上の行為をしたいと思っていたとしても、実際にされると心が追いつかない。
祐希さんだって、男と付き合うのは俺が初めてだと言っていた。
なのに、躊躇うことなく陰茎を握りしめ、先端部分を指でなぞる。割れ目を確かめるように食い込ませてくる指先の感覚で、先端が濡れていることに気付く。
「濡れてんじゃん、きもちいい?」
羞恥心を煽るように、 耳元で囁くその声に必死で首を振る。本当はもうすでに達したくて堪らなかった。体の芯が疼く。ほんの少し触れられただけなのに。精を解き放したかった。でも、認めたくなくて嘘をつく。
ひくつく身体を耐えるように縮こまらせていたら、急に祐希さんの指が離れた。高められていた熱を放り出されて、思わず え‥と声が漏れる俺を気にすることなく、下半身から脱ぎかけたままの下着を全部引き降ろすと、無言でそのまま両足を左右に開く。
「な‥なに‥」
事態が飲み込めず、下半身に目をやると、露出した中心部分を祐希さんがなんの躊躇いもなく、口に含む瞬間だった。
「や‥ああっ‥‥‥」
甲高い声が口をついて出る。温かい粘膜に自分のものがすっぽりと包まれている。
初めての感覚に、身体中がビクつく。口淫されている。しかも、祐希さんに。
耐え難い羞恥と迫り上がってくる快感の波に翻弄される。それは手とは比べものにならない。気持ちがいい。思わず腰が動いてしまう。
すぐに達してしまいそうになり、必死で懇願した。
「嫌や、ゆう‥きさ‥も‥出ちゃ‥、離し‥て、」
腰にかかる柔らかい髪の毛を辿り、頭を引き離そうとする。なのに、一向に離れてくれない。むしろ、強く咥え込まれ、舌で妖しげに刺激され、射精を促される。
「も‥いやって‥出ちゃう‥のに‥」
涙がボロボロと頬を伝う。だが、咥え込む力に容赦はない。的確に弱い部分を舌先で刺激され‥
「やぁ‥‥いく‥‥あああっ、」
呆気なく口腔内に射精してしまった。
解放した何とも言えない達成感と、我慢できなかった事に対する罪悪感に挟まれ、涙が止めどなく流れる。
ゴクリ‥と飲み込み、満足気に微笑むその顔は、まだまだ足りないと威圧的な態度を放っている。
舌舐めずりする姿に背筋が凍る。
俺は祐希さんを見誤っていたのかもしれない。