「荒れてるな。」
俺が言うと、サーガラは愉快そうにに言った。
「俺は暴れてみたくて暴れたんだ。
けど、良い気持ちだよ。君はそっちのほうが楽しそうだね。」
「…お前の弟イジるのが愉快なだけだ。」
「んん?恨みでもあるの〜?」
「とっくの昔に恨んでる。」
「どんな?」
「弱み握られたりしたんだよ…」
「ふぅ〜ん。」
どうでも良さそうに返事をすると
話を変えた。
「お前に怖いことを言ってやろう。
お前の妻から生まれる子は俺と血が繋がってるよ。」
急に俺は驚かされた。
どういうことだと聞くと、こう答える。
「ドロップの腹に子がいた。まず断っとくけど
副反応で卵じゃないから
西洋竜と東洋竜の間…俺とお前とドロップ両方の
血を引いてるってことだね!」
サーガラは苦笑いをして言った。
俺はかなり心苦しい。実の子に辛い思いをさせるという
嫌な感じがしたのだ。俺はサーガラを
責める気にもなれなかった。
「そうか………お前に預ける…」
「お前…って今はお前がサーガラでしょ?」
「いいや。こうなったら絶対戻ってやる。
迷惑かけたくないし、この状況が気色悪い。」
「俺は…とにかく、やることがあるから帰る。
お前は黙って山の掃除でもしてろ。」
冷たく言い放つと
俺は素早く飛んで帰った。一直線に
飛行機雲のように飛ぶと海に飛び込んで
すぐに龍宮城へ帰った。それからしたことといえば一つ。
入れ替わりの薬を無我夢中で作った。
もう一回入れ替わってどうにかしたかった。
そして、自分(サーガラ)の血を使った。
そして、サーガラ(俺)から血を取って
お互いに飲んでみたら…成功した。
お互いの血を飲むことで入れ替わったそうだ。
けれども腹の子はそのままだった。
青いまま…変わらない。俺は心から悲しくなって
崩れ落ちた。サーガラも気の毒そうな顔で俺を慰める。
「戻れて良かったじゃん。」
「この子については俺が預かって育てるから
安心して!おそらくだけど…立派になるよ。」
(俺は未来が見えるからね。)
俺は、サーガラの言葉に甘えて
息子を預けることにした。
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