フブキ「ファッションもイマドキっぽいし…」
コマ「ランドセルもお洒落なダメージ加工が施されている!」
リュウスケ「やはり…!噂通り花子さんは、アゲハちゃんとえんら先生の
学園№1の座を脅かしかねない美女だった…!クッ…!」←
歯軋りしながら悔しそうに花子さんを見つめるリュウスケを見て、アゲハが半目になる
アゲハ「キュウビ先輩、えんら先生の事となると必死ですね……;
あと私、全然美女なんかじゃないから…;」
リュウスケ「いや、そんな事ない!下手したら君の方がえんら先生より美少女かm(貴方「あー、はいはい、もういいですってお世辞は…」…()」←
本日2度目のお世辞(本音)を聞いて、鬱陶しそうに半目になるアゲハ
ジンペイ「花子さん、マタロウを返して貰おうか!」
花子「マタロウ…?…ああ、あの子ね!いいけど、その前に折角だから遊びましょ!」
すると、どこからか軽快な音楽が流れてくる
頭上には虹色にキラキラと輝くミラーボールが…
花子「Foo Foo♪」
花子さんは、早速ノリ良く音楽のリズムに合わせて踊る
ジンペイ「そんなんで踊るわけ…… ないない! Party night♪」←
そう言いつつめっちゃノリ良く体を動かすジンペイ
アゲハ「すっかり乗せられてるし……;」
そこに何故かコマも加わり…
「「ハナハナ♪ コマコマ♪ ポウポウ♪」」
リズムに合わせて踊る
アゲハは執事に尋ねる
アゲハ「あの…花子さんって、こんなキャラでしたっけ…?」
執事「……昔は、トイレからやってきた子供は、おはじきや面子などで喜んでいましたが…今時の子供は、
もっと新しいもので遊びたがり……お友達の好みに合わせている内に、
影響の受けやすい花子様は、見た目まで今風になっていったのです」
アゲハと執事を他所に、花子さんはウィンクしながら皆に声をかける
花子「楽しんでるぅ?写真撮ってSNSにあげてもOKよ♪」
「「「イエーイ!」」」
何故かリュウスケまで乗せられてる
コマ「花子さんって、悪い人じゃなさそう!」
ジンペイ「これなら、マタロウもすぐ返してくれそうだな!」
いつの間にかフブキまで加わってダンスをしている中、着いていけない者が2人
アゲハとメラだ。
それを見た花子さんは、2人に声をかける
花子「ん?君達、楽しんでないじゃない?」
リュウスケ「アゲハちゃん、メラ、郷に入っては郷に従え、だぞ」
リュウスケはダンスしながら2人の方を振り向く
アゲハ「いや…何ていうか、こういうのはちょっと気が引けるっていうか……」
メラ「俺も、こういうチャラいのは性に合わん!」
リュウスケ「そういう硬い事ばかり言ってるから、女子にモテないんだよ」
リュウスケの馬鹿にするかのような言い草に、メラはカチンッとくる
メラ「お前こそ、女子にヘーコラしてるだけのナンパ野郎じゃねえか!!」
その言葉を聞いて、リュウスケもカチンッとくる
リュウスケ「なら、ここで決着をつけるか!?」
早速火花をバチバチと散らす2人を、花子さんが宥める
花子「あのさ、喧嘩は止めようよ?;」
花子さんの言ってる事をガン無視し、
メラとリュウスケは壁際に設置されてるトイレの蓋を取り、
傍に立てかけてあるスッポンを手の取ると、バチバチと火花を散らす
これは、トイレの便器の蓋が盾で、スッポンが剣…という事か…?
花子「だから止めなって!;」
花子さんは焦った様子で2人の間に割り込み、喧嘩を止めようとするが……
メラ「このナンパ野郎!!」
リュウスケ「この硬派野郎!!(?)」
メラ「クッソ!なんだよ硬派野郎って!?」
リュウスケ「硬いんだよ!(?)君の言ってることは一々!(?)」
2人は謎の口論を言い合いながらスッポンを打ち合わせる
その様子を見ている花子さんは、目に涙を滲ませ、顔を歪める
花子「うっ…うぅ……喧嘩は止めてって…言ってるのにぃぃぃぃ!!」
目元を手で隠しながら泣き叫ぶ花子さんの足元から、ザワザワと邪悪なオーラが立ち昇る
それを見た執事は、目を見開いて慌てる
執事「いけません!!花子様は争い事が嫌いなのです!;
目の前で喧嘩などされると、我を忘れ、妖力が暴走してしまうのです!!」
すると、花子さんの髪がウェーブを描くようにうねり、体が大きくなっていく
肌の色も服装も変わり、怨霊『狂爛の花子さん』となってしまった
花子(爛)「うわああぁぁぁ!!!」
狂爛の花子さんは涙を流しながら叫び、メラとリュウスケを弾き飛ばした
「「ぐあぁぁッ!!」」
2人は地面に叩き付けられ、動かなくなってしまった
アゲハ、ジンペイ、コマ、マタロウ、フブキの4人は唖然として花子さんを見つめる
執事「こうなったら手が付けられません!皆さん、逃げてください!」
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