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桃くん〈〉
紫くん『』
その他「」
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トコトコ
〈あの子大丈夫かなぁ〜〉
〈風引かないといいなぁ〜!〉
〈ただいまぁ〉
タッタッタッタッ
「らん!!!!!」
〈あ!お父さん帰ってきてたんだね!〉
すごい大きな音とともに俺の頬に痛みが出てきた。
今まで喧嘩すらしたことない父に叩かれたのだ。
〈お父さん…?〉
〈な…んで、〉
「何でじゃないだろ!!」
父が怒り狂った声ではなつ、冷たい言葉。
「1人で外に出るなって言っているのになんで外に出た!?」
俺はこの問に対して、聞こえるか聞こえないかぐらいの声で答える
〈だっ…て、〉
〈あめ…ふってたから、〉
「なぜ雨が降っていたからといって外に出る」
「逆に危ないだろ!」
〈お父さんに…かさ、届けようと思って、〉
普通の親だったらここで許してくれるだろう。あぁ、自分のためにしてくれたんだって。
でも、さ、
俺のお父さんは…
「俺は傘ぐらい持っていってる!わざわざ届けようとすんな!」
「外に出たバツだ。3日間はゲームもテレビも禁止だ」
「もちろん、外に出てもだめだからな」
〈分かった…〉
ここから俺の幸せな時間が崩れた
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