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セボ伊です ☆彡
パスティーナの次にセボ伊を求めてます 😕
セボくんの解釈弱すぎて 口調全然違うかも知れません !! ご愛嬌 … 🫡✩
そして最近小説が書けなすぎて所々おかしく見える部分 、読みにくい部分あると思います … それに関してはめっちゃ土下座します … :(
⋆ ˚。⋆ 𝜗𝜚 ꙳
夕食時、ふわりといい香りが漂う住宅街を抜けようとした時 、 すぐ側によく知った後ろ姿がベッラを口説く姿が見えた 。
「…セボルガ?」
彼にしては珍しく 、ナンパに失敗したようで
ベッラは彼の事など気にする様子もなく 綺麗な髪を靡かせセボルガを背にし 、スタスタと歩いて行ってしまった 。
一方セボルガは 、少し残念そうな雰囲気を漂わせつつも 俺の声に反応したのかこちらの姿を探すようにキョロキョロと辺りを見渡していた。
「こっちだよ〜」
そう言って 、ひらひらと手の平を動かしながら微笑みを作る。
そして彼も、こちらの存在に気付いたのか 笑顔で俺の方へ歩み寄る 。
「イタリアさん!奇遇ですネ」
「ヴェー、そうだねぇ」
「…っあ、もしかして…さっきの、見てましたか…?」
さっきの 、と言うのは 恐らくナンパに失敗した事だろう 。わざとらしく『見てない』と否定する理由もないので 、素直に見た事を伝える
「いやぁ…恥ずかしいところを見られちゃいましたネ…」
恥ずかしそうに頬をぽりぽりとかく仕草をしたセボルガに 、少し愛おしさを抱いて クスッと笑う 。
…
しばらく談笑して 、そろそろ解散しよう となったその時
「…!イタリアさんっ!!」
「っヴェ?!」
トンっとセボルガがこちらへ倒れ込む形で抱きついてきて その拍子にアスファルトに転がる 。
瞬間 、『ちゅ』と可愛らしいリップ音が鳴った。
「、…っぇ、と」
「い、たりあさん……」
セボルガが ほうけた表情を見せながら俺の名前を呟いたかと思えば 、もう一度 彼の唇と俺の唇が重ね合わされた 。
「ヴぇっ……、?!」
「あ、えっ……ごご!!ごめんなさい!!」
耳まで真っ赤にしながら 、セボルガは俺の上から体を退ける 。
「その……びっくりしたけど、平気だよー」
「きゅ、急にどうかしたの?」
「あの…イタリアさんの真上からバケツが降ってくるのが見えて…守らなきゃと思って咄嗟に動いたらこうなりましたネ…」
よく見れば、傍に転がっているバケツが視界に入る 。セボルガを疑う訳では無いが 、彼が言うことは正しいようだ 。
…2度目のキスに関しては 、恐らく掘り返しては行けないのだろう 。それに、触れない方がお互いのため…というやつだ 。きっと …
でも、それでも キスをされて嫌な気持ちにならなかったと言うのは きっと気のせいじゃない。
〘 視点 : セボルガ 〙
「ヴェへへ〜……」
先まで 、ベッラにフラれ 多少落ち込んでいた気持ちも たまたま通りかかった 僕の想い人……
イタリアさんによって 僕の心は一気に明るくなる 。
本当に 、太陽のような人だと思う 。
ああ、こんな時間がずっと続いてしまえばいいのに …… そんなことをぼんやりと考えながら ふと空を見上げるとイタリアさんの真上から バケツが降ってくるのが見えた 。
それからは 、あまり考えずにイタリアさんに抱きつく形で押し倒したと思う 。それが勢いあまりすぎたのだろう 、イタリアさんの唇に己の唇が重なってしまう。
「、…っぇ、と」
「い、たりあさん……」
ああ、なんて彼の唇は柔らかいのだろう 。
同じ男の筈なのに 、己のものとは明らかに違う柔らかさに 驚いてしまう 。
もう一度だけ 、その柔らかさを確かめたくて
先程のものよりも優しく丁寧に 口付けをする
「ヴぇっ……、?!」
「あ、えっ……ごご!!ごめんなさい!!」
どうしよう 、先のキスは事故で片付けれるけれど これは言い逃れができない…!
2度目のキスに乗せた想いは 、
明らかに友愛では片付けられないほどに重く 、膨らんでしまったもので 。 …イタリアさんは この気持ちを知っても 僕を受け入れてくれるのだろうか。
そのアンバーの瞳で 、優しく僕に微笑みかけてくれるだろうか 。
「その……びっくりしたけど、平気だよー」
だから、大丈夫 。
そう言ってくれている様な 、その優しい笑顔で僕を見つめてくれる
「きゅ、急にどうかしたの?」
「あの…イタリアさんの真上からバケツが降ってくるのが見えて…守らなきゃと思って咄嗟に動いたらこうなりましたネ…」
自分でも分かるくらいに顔が熱い 、きっと情けない姿を見せてしまっているだろうな…
それでもイタリアさんはなんでもないように振る舞い、
「そうだ、セボルガも家でご飯食べる?」
よいしょ、とイタリアさんが体制を整えながらそう笑顔で聞いてくれる 。あんな事をした分際で 、お邪魔してしまってもいいのだろうか と 自分の中で申し訳なさを孕んだ気持ちが顔を出す 。けれどやっぱり 、想いを寄せる人の誘いとあらば 、断るのなんてとんでもない!
「是非!あ、僕荷物持ちますヨ」
「ヴェ、本当?じゃあお願いしようかな…グラッチェ!」
変わらぬ笑顔で僕に微笑むイタリアさんの荷物を受け取り 、彼の隣で歩く 。
…いつか 、恋人として イタリアさんの隣を歩けたらいいのに 。そんな妄想を心の中に浮かべながら
すぐ隣で楽しそうに話す彼に 、こちらもまた 優しく微笑みかけた 。
end
コメント
2件
すみません私の口角知りませんか…??(!??)