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—— 夜 / 宿 ——
— ぷりっつ:
風呂誰から入る?
— けちゃ:
じゃ俺。
— あっと:
次俺な。
— あっきい:
ちぐちゃん、先入っていいぞ。
— ちぐさ:
……ありがとう。
(部屋に戻る途中、足元が少しふらついた)
— ちぐさ:
……あ。
(壁に手をつく)
— まぜ太:
ちぐ?
— ちぐさ:
……だい、じょ……。
(言い切る前に、視界が揺れた)
— まぜ太:
ちぐ!!
— あっきい:
ちぐちゃん!?
— ぷりっつ:
おい、大丈夫か!?
(床に座り込むちぐさ)
— ちぐさ:
……ごめ……。
— あっと:
謝るな。
— けちゃ:
息、浅くないか?
— まぜ太:
ちぐ、目見て。ここだ。
(まぜ太が視線を合わせる)
— ちぐさ:
……まぜたん……。
— まぜ太:
いる。大丈夫。
— あっきい:
宿の人呼ぶ!
— ぷりっつ:
いや、まず横にしよう。
—— 数分後 / 部屋 ——
(布団に横になるちぐさ)
— ちぐさ:
……また、やっちゃった……。
— あっきい:
やってない。
— ぷりっつ:
体調落ちただけだ。
— あっと:
責任感じるな。
— けちゃ:
ちぐが悪いわけじゃない。
(ちぐさは天井を見つめた)
— ちぐさ:
……でも……
一緒に来たのに……。
— まぜ太:
ちぐ。
— ちぐさ:
?
— まぜ太:
来たかったのは、俺らだろ。
— ぷりっつ:
そうそう。
— あっと:
途中で倒れても、一緒にいる。
— けちゃ:
それでいい。
— あっきい:
ちぐちゃんがここにいる、それだけで
旅行の目的達成だから。
(胸の奥が、ぎゅっとなった)
— ちぐさ:
……ありがとう……。
(まぶたが、ゆっくり重くなる)
— まぜ太:
寝ろ。起きたらまた話そう。
— ちぐさ:
……うん……。
(波の音は、
もう遠くで聞こえていた)
———