テラーノベル
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今日は学校中がざわざわしている。なぜなら、定期テストの結果がわかる日だからだ。
霹靂附中は、個人への答案返却のほかに、学年順位の張り出しを行っている。もともとは放送での表彰もあったらしいが、それ起点のいじめが多発したらしく無くなったそうだ。
「うちヤバくない?前回より15位落ちてんだけどw」
「見て!俺3位上がった!」
「お前また全教科最下位かよw よっ、ビリマスター!」
クラスメイトはみんな、友達と順位表を見合ってはケラケラと笑っている。
生憎俺は明來以外友達と呼べる人がいないので、一人で見てすぐに教室に戻る。
「今回総合一位誰?」
「天羽だよ、ちなみに全教科。」
あーあーあー、五月蝿いな。
22時には勉強を切り上げ、ベットに飛び込む。俺が安心していられる場所は、明來のそばとベットだけだと思う。
「あ~、眠…。」
まだ明日の準備も何もしてないのに、眠くてたまらない。
明日早起きしてすればいいか…。
アイマスクをつけ、目を閉じる。
「―で、ここどこだよ…。」
気がつくと、無数の鏡が置いてある場所にいた。
瞬間移動?いやいや、そんなの信じられるわけない。でも本当にここどこだよ…。
「え、?」
何処かから声がしたので、思わず振り向く。と、鏡の中に少女が映っていた。
頭に巻いたヒジャブはところどころほつれ、顔や体に傷が見えた。その見窄らしさとは裏腹に、目はやけに澄んだ色をしていた。
って、冷静に分析している場合ではない。この人、
「「誰?」」
ハモったし…。
「あなたは誰? 私の知っている人ではないはず。」
「…天羽瑠唯。あんたは。」
「瑠唯?こっちじゃ聞かない名前ね。」
やっぱり違う人種のようだった。
「というより、あなた日本人? 日本人の名前の特徴について、本で読んだことあるわ。」
この特徴的な見た目、最近何処かで…、あ。
アフガニスタンだ。
「あぁ、名前を言ってなかったわね。私の名前はアルビナよ。」
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