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進学校、白鳥沢学園では部活はテスト1週間前になるとオフになるのです。
私と白布くんは多目的室で勉強をしています
白布くんに勉強を教えてもらっています
2人っきりで♡
前に教室で2人になった時みたいな出来事起こらないかなぁなんて期待していたんだけれど。
「だから!なんでできねぇの!?バカか!」
『難しすぎるよ〜白布くん〜』
スパルタすぎるぅ〜
こんなにガチで教えてくれるだなんて私聞いてない。
もっと優しく
ここ、間違ってるよ
あ、ほんとだごめんなさい
アハハ次頑張れよ
みたいな青春の1ページみたいな感じを
想像していたけど……
白布くん思ったより本気じゃん
一生懸命「ここはこの公式つかえ」
「これはxに代入して」だなんて教えてくれる。
途中、「そうそう」って相槌してくれたりして
めっちゃ分かりやすい。
先生より分かりやすいかもほんと。
「お、珍しく合ってる」
『白布くんの教え方がうまいんだよ』
机を前後の席をくっつけて向かい合って
してるんだけど、何だかいつもと違う感じ。
白布くんいつもより優しい?
「でもこの問題は間違ってんぞ、バカかてめぇ」
いや!!いつも通りだぁぁ
ある程度公式も覚えられたから
1ページ分問題集を解いてる。
白布くんも自分の勉強をしてる。
シャーペンの文字を書く音だけが聞こえるくらいの静けさ。
あ、私白布くんと2人きりなんだと思うと
心臓の音がやばい。
聞こえてんじゃない?と心配になって
白布くんの方を見ると真剣に勉強をしている。
やっぱりかっこいい。
こりゃモテるわ。
整ったお顔に鼻筋に長いまつ毛に綺麗な髪色にそれに……
と色々考えて白布くんに見入っていると
白布くんが私の方を見て
「見すぎ。
俺じゃなくて問題集見ろよ」
と言ってフッと笑った。
かっ……こ良死する、、
問題集に集中集中、、、しようとするも
自分の心臓の音がうるさくて集中できない
顔も赤いんじゃない、どうしよ
ちょっともっかい白布くんの顔見てから
頑張るから……と
チラッと白布くんの顔を見ると
真っ赤だった。
『あれ?白布くん……顔真っ赤だよ?』
私が問うと
「見んな///」と顔を隠す白布くん。
照れてる白布くん。最高に可愛すぎるよ
照れる要素あった?
もし私が見てて恥ずかしくて照れたんだったら嬉しいなぁ
って考えながらニコニコしてたら
いきなり
白布くんに机の上に置いてた私の手に触れた。
『へっ…///』
こんな場面でも変な声出しちゃう私!!
私のバカ!!
白布くんは私を見つめて悲しそうな顔で言った
「お前と、天童さんって付き合ってんの?」
はい???
何を言ってらっしゃるのかな?