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俺は青春に踊らされる

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俺は青春に踊らされる

1 - 第1話 神様は理不尽だ!

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2024年04月14日

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俺は青春に踊らされる序章

この作品は私が書いた、俺は青春に踊らされないが元ネタの作品であり一次創作でもあります。

そして、踊らされない方のR18版ですが、第1話はHでは無いのでご注意下さい。

それでも良い方はこのままお進み下さい。

では始まります


第1話  神様は理不尽だ!


「ここは…どこだ…」


辺り一面が白く、まるで雲の上に乗っかっているような気分だった…


「俺は確か…ベッドで寝ていたはず… 」


そうだ…俺は学校から帰り、宿題を終え、鉛のように重い体をベッドで沈めていた。

絶対にこんな場所には居ていなかった…


「これは…夢…か?」

『察しが良くて助かります』


「!!」


どこからか、幼さの残る青年の声が聴こえてきた。


「誰だお前!どこにいる!!」


『そんな大声出さないで下さいよ…ちゃんと君の声は聞こえていますよ』


そう言われ声のする方向に意識を集中させ目を向けるとそこには、人間とは思えない程の顔の整った美青年がそこにいた…


『やぁ!こんにちは…僕は神様、君に伝える事があって君の夢に入らせて貰ったよ!』


「か…神?ついに頭がおかしくなったのか俺は…」


『ん〜、多分君の頭は正常だし。どこもおかしいところなんてないと思うけど…?』


そんな訳あるか、頭が正常ならこんな夢見ないはずだ…


「で…その神様?が俺になんの用だ?」


『うん!実は君にね、ゲームの世界の主人公をやって貰う事になったからその説明をしに来たんだ!』


「はい…?」


今、この自称神様はなんて言った?

俺がゲームの主人公?


「いやいや…ゲームの主人公?」


「な、なんで俺がゲーム主人公なんかに…」


俺は突然この自称神様に言われた事に困惑した。

俺は嘘や冗談を言っている奴の顔を見ればすぐに分かる…だがこの自称は嘘を言っているようではなかった。


『ふふ…驚いているようだね』


『質問は…なんだっけ?「なんで俺がゲームの主人公に?」だっけ』


『答えてあげるよ、それはね…』


『実は僕ねずっっと天界で、君が産まれた頃から見ていたんだ!君の幼少期の辛い過去や、幼なじみとの出会い、親の再婚、君の寝相まで僕は知っている』


な、何を言っているんだこいつは…

俺が喋る暇もなく自称神様は話を続けた


『でね、僕は最近思ったの…君は辛い過去のトラウマのせいで女性が苦手になり、女の子とあまり話さなくなった…』


『そのせいで、君の恋愛運はだが下がり…このままじゃ君は恋愛を知らずに君は人生を終わらせる』


『このままでは…神として僕は見過ごせなかった…』


『僕は君の幸せを願っているから、君に適応できるゲームの世界を作ったんだ…』


「なんで俺に神様がそこまでしてくれるんだ…??」


俺がそう言うと、自称神様は少し困った顔をして微笑みかけてこう言った


『理由は単純さ、君が僕の昔の友人にとても似ていて幸せになって欲しい…そう思ったからさ』


「そ…そうか…」


俺は上手く返答を返せなかった。

その様子を見て神様はすこし穏やかな顔になり話を続ける。


『このゲームの世界は君の世界に基づいて作ったんだ、だから環境は変わらないし、君はいつも通りの生活を送ってくれ』


その言葉を聞いて少し安心した、母さんや弟が少し心配だったのでほとんど元の世界なら安心できる。


『ただし!!』


『君は女性が嫌いだろう、なので元の世界とは少し改変して、君の恋愛対象を男にしたんだ!!』


「え…?」


え、男…?今こいつとんでもない事言っていなかったか…?

言葉を発する暇もなくこう続けた


『君は女が嫌い、それを無理やり好きにさせるのは強引だと思ったんだ。』


『なので君には男の子を攻略してハッピーエンドになってもらいます!!』


「いやいや…!ちょっと待て!話しが見えてこない!」


俺の話を無視し、自称神様は満面の笑みを浮かべ鼻を高くし話す。

話を聞け!この野郎!!


『あとね君ってさ、多分好きな人とかにグイグイ行かないタイプだし、絶対奥手なタイプだと思うんだ』


その言葉を聞いた瞬間、嫌な予感がする…待て言うな…!


『君は何がなんでも男の子に好かれる能力与えることになりました〜!』


「ぐああぁ!」


聞きたくなかったそんな事!!

女の子が嫌いだからってそこまでする必要ないだろ!!


『まぁまぁ、そんなに喜ばないでよ嬉しいじゃないか…』


「俺が喜んでいるように見えるか…」


『えへへ…』


少し照れたように笑う自称神様は顔は可愛かったが、やっている事は可愛くなかった…

なんだこいつ…


ゴーン…ゴーン

『おや…そろそろお別れの時間だ…まだまだ説明しなければ…いけないことがあるのだけれど…』


『じゃあ、ゲームを楽しんでおいでね、ではまた会おうね…雅紀君』


「ちょ…!まだ聞きたい事が!!」


自称神様は、そう簡単に待ってはくれず、絵の具に水を足すようにうっすらと消えていった


なんでこうなるんだよ!俺の人生!


消えようとしていた自称神様が少し思い出したように、俺に近づき耳元で囁く


『ゲームの世界だから怪我をする事なんてありませんが、ゲームの攻略に困ったら僕の名前でも呼んでくれて構いませんよ』


「な……!そんな事はしない!絶対!」


『あはは!冗談だよ、頑張ってね雅紀君』


そう言いながら、俺の頬にキスをし、驚いてフリーズした俺の表情を見て。


『元気でね…』


「は…?え…お前…」


少し寂しそうにしながら、自称神様は笑いながら消えていった……


「あの野郎……!」


あれが通常の神様スキンシップなのか?……

俺は少し考えたが、頭が追いつかなかったので考えるのをやめた…

そしてうっすらと意識が遠のいて行きやっと夢が覚めようとしている…


「はぁ…長い夢だったな…」



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