テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
第16話 生命の聖水
md side
“生命の聖水”。言葉は聞いたことあるが、どこにあるのか、そもそも存在しているのかすら怪しい伝説級のものだ。
ラダオ・ヴェルディオン(rd)
「生命の聖水?何だそれ?」
キョウ・フローリーヒカイト(ky)
「それを飲ませるとどんな不治の病でも治せる伝説級の魔法薬の一種なんです。」
rd
「そんなのがあるんだ。でもそれなら貴族の間でもう少し話題になってもいいと思うんだけど。 」
ガイスト(md)
「生命の聖水はそもそも…存在するか怪しいものだから……。どこにあるのかすら、分からない。それに原料とかも……何も分からないから。」
コンタミ・ソフィ・タンザナイト(kn)
「流石に知識としてはガイスト様もご存知でしたか。…ですが最近、生命の聖水の在り処が分かったと言ったら? 」
md
「…え?」
それは流石に予想外だった。あの生命の聖水の在り処が分かっただって?生命の聖水を求めて世界中を旅した腕利きの冒険者でも、ましてや七つの王冠ができてから今に至るまで誰も存在そのものを怪しんだものが?
md
「…それは、どこに?」
kn
「…聖フリューゲル教会。」
md
「なっ………」
まさにそこの偵察から帰ってきたというのに…。その言葉を目の前にいる2人の貴族から聞くことになるとは思わなかった。
rd
「聖フリューゲル教会って…最近きな臭い噂のあるあの?」
ky
「そうです。正確な場所までは分かってませんが、そこにあるのはほぼ間違いないと言われてます。」
md
「そこまで…。」
これは早急に教会の問題を片付けた方が良さそうだ。今の教会に生命の聖水があるということは何か目的があってのことだ。これをそのまま放置する訳にはいかない。七つの王冠のメンバーを集めて近日中に突入した方が良さそう。
rd
「それがどんなものか見てみたいなぁ…。ところでそんな情報、一体どこから?」
ky
「たまたま街で少し買い物の用事があって、帰りに教会の前によったら何か話してて。」
kn
「凄い剣幕でコソコソ話してたから気になって聞き耳を立てたらその話を聞いちゃって。」
ky
「あ…でも意外やったのは離れた場所でアイリス様も聞いてたことやな。」
rd
「アイリスって…あの七つの王冠の一人、アイリス・シルフィーヌのこと?」
kn
「そうです。」
アイリスが?アイリスの性格的にあまりそういうのをやらないイメージだったんだけど…。
kn
「俺らに気付かずにどっか行っちゃったけど、小さく”やっと見つけた”って言ってたよね。」
ky
「そうやな。アイリス様も生命の聖水探しとったんかな。」
md
「………。」
アイリスから生命の聖水に関する話は聞いたこともない。まぁ存在そのものが怪しいものを話題にするまでもなかったこともあるかもしれないけど。もしかしたら僕がこの事を言わなくてもアイリスが動きそうだけど…。でもそこまで生命の聖水に執着があるのなら単独で動くかもしれない。一応全体で教会の突入の準備を進めつつ、アイリスの動きも見ておこう。
md
「貴重な情報…ありがとう。」
ky
「いえいえ、こちらこそ。」
rd
「そういや、話変わるんだけど2人って歳は18だよね?」
ky
「ん?…あぁはい、そうです。」
rd
「ならタメで話してよ。俺もっと君達と仲良くなりたい!」
kn
「そんなとんでもありません!王家の人間にそんな無礼な…。」
rd
「王家なんて関係ないよ。せめて公共の場以外の時で良いからさ、それならいいでしょ?」
kn
「いやでも…」
rd
「はい決まり!」
ky
「即決された…。」
rd
「俺ら同い年ならこれからも仲良くしようよ。ガイストもいいでしょ?」
md
「え?…まぁ、いいけど……。」
ラダオがここまで活発な様子を見せたのは初めてだ。色々ラダオが他の貴族に対して思う事があったのは知ってたけど、この2人は良い関係を結べそうだと判断したんだろうな。
ky
「この場にレウもおったらええけどな…。」
rd
「レウ?」
kn
「公爵フェルムートン家のレウ・フェルムートン。俺らの幼なじみ。」
rd
「へぇ〜、その人にも会ってみたいな。」
ky
「それは…無理かもしれませ……しれんな。」
rd
「何で?」
ky
「レウは病で倒れてずっと寝たきりなんです。」
rd
「そうなんだ…。」
そんなこんなで話し込んでいると気づけば日が落ち始めていた。
rd
「今日は楽しかったよ、また来て欲しいな。」
ky
「せやな。また呼んでくれ。」
kn
「うん、待ってる。ガイストもまた話せたらいいな。」
md
「うん。」
そんなこんなでラダオの報告会は終わった。僕は教会についての情報をまとめて突入準備を進めることにした。
To Be Continued………
622
@ 🏍 _
たまごはんちゃーはん
4,759
コメント
2件
前回のお話まで一気見しました!!こういう異世界の魔法使いパロ、個人的にちょー好みなので嬉しいです!!それに書き方も読みやすくて妄想するときに助かってます...!!✨✨ みどりくんが主人公というのもなかなかに面白くて、キャラ設定も運営の一人一人の特性とか個性から来ててキャラの受け入れがしやすかったし、何よりキャラの名前の発想がいいな...とッッッ!!貴族の名前って長いし被らせちゃダメなんですけど1人の名前を考えた後にまた別のキャラの名前を考えるってなると前に考えたキャラの名前に結びつく名前を考えちゃったりして難しいんですけど...そう言う名前がなくてマジ尊敬します...!!❤️🔥 長文失礼しました..😅 でも自分が夢中になれた作品なので次の話も気長に待ちつつ楽しみにしてます!!