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たまごはんちゃーはん
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第17話 教会訪問
md side
数日後、 王が教会にアポを取って僕ら七つの王冠はメンバーを厳選して、ラダオと共に行くことになった。なぜラダオが同行しているのかというと、王曰く教会でもアポなしで来る訳には行かず、かと言って僕らだけでも不自然に思われるだろうということ。かと言って王家の人間を危険に晒す訳にもいかず、しばし硬直の末…。ラダオが同行することになった。理由は簡単、今回の教会訪問に騎士である僕がいるから。
という訳で、今回の教会訪問は僕とラダオ、アイリス、ナハト、トロンの5人で行くことになった。それに教会に併設されている孤児院には、トロンからもらった魔法陣の件もあるし…。前に行った偵察では孤児院周辺に特に怪しいものもなく、遺跡は孤児院の中…地下にあるものではないかと思っている。そして今回の教会訪問にやっぱりと言うべきか、アイリス自ら立候補して参加した。前にラダオ達とやった報告会で2人が持ってきてくれた情報…。”生命の聖水”をアイリスはどうするつもりなのだろう。数日様子を見ていたけれど特に変わった動きはなく、いつも通りだった。
エレナ・シュレイザー(el)
「では頼みましたよ。…アイリス。」
アイリス・シルフィーヌ(ir)
「…ん、何?」
el
「…部隊のことは任せて、貴方はやりたいようにやってきて。それに、正義を通すのは王都騎士団騎士団長の役割だから。」
ir
「!…うん、行ってくる。」
そして僕らは聖フリューゲル教会に向かった。一応表上、第三王子が教会が行っている活動に興味があり2泊3日で偵察に来る。僕は第三王子の騎士なので護衛、アイリスは孤児院の保護活動、トロンは教会で使ってる物資の現状と今後の流れの確認、ナハトは…暇つぶし、らしい……。表ではそんなこと絶対言えないので、一先ずはトロンの助手のような役回りをしている。滞在期間3日間以内に教会の裏事情と遺跡探し、そして生命の聖水を見つけなければならない。いや…やる事多すぎ!!
とりあえず1日目、今日は各々の用事をこなしながら情報を集めたり、おかしなものがないかなど建物を調べたりした。僕はラダオの護衛なので、周囲を見てみたりラダオに僕の口の変わりになって教徒や牧師に話を聞いてもらっていた。しかし特にこれといったものはなかった。
そんな中、僕とラダオは教会にある中庭に来ていた。自然に囲まれたような空気が中に漂う。大人の教徒がベンチに座って仲間と歓談していたり、小さな子供が駆け回っていた。すると1人の男の子が石に躓いたのか転んでしまった。ラダオは咄嗟にその男の子に近づきその子の手を取った。
ラダオ・ヴェルディオン(rd)
「大丈夫?どこか擦りむいていたりしてない?」
「あ…第三王子様、ありがとうございます。僕は大丈夫、です。 」
rd
「そう、転ばないように気をつけて遊ぶんだぞ!」
「うん!」
その様子を近くで見ていた時、何か違和感を覚えた。違和感の先にあったのは彼の右肩、白い服で見え隠れしているが何か模様があった。”Ж”、この模様というか印は何だろうか?すると、僕達の案内をしていた教徒がこちらに来た。あれは見てみぬ振りをしておこう。ここで怪しまれれば元も子もない。そして次の場所へ案内すると教徒からそう言われた。ラダオは子供達に手を振って、共に次の場所へ向かう。そして何事もなく、1日目が終わった。
そして次の日、何やら教会中が騒がしかった。…どうやら子供と大人が1人ずつ行方不明となり、心臓を抜き取られた牧師1名の遺体が礼拝堂で発見された。
To Be Continued………
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