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番外編 「愛の祝福、結婚式の日」
春の光が降り注ぐ教会。
花が咲き誇り、祝福の鐘が鳴る。
ダビと哀は手をつなぎ、招待状を握りしめながら式場に足を踏み入れた。
哀:「わぁ……教会って、やっぱり素敵ね。」
ダビ:「……お前と来ると、なんでも特別に見えるな。」
哀:「ふふ……ダビ。」
二人の後ろから、トガとホークスが仲良く腕を組んで入場する。
大人になった二人は、学生時代の無邪気さは残しつつも、どこか落ち着いた雰囲気だ。
トガ:「ねぇ、ダビ君、哀ちゃん!ちゃんと祝福してね~!」
ダビ:「もちろんだ。幸せにするんだぞ。」
ホークス:「おい、俺たちの門出だ。二人とも邪魔すんなよ。」
式が始まると、トガは白いドレス、ホークスは紺色のタキシードに身を包み、
誓いの言葉を交わす。
神父:「トガさん、ホークスさん、お互いに愛し続けることを誓いますか?」
トガ:「誓います!」
ホークス:「あぁ、誓う。」
誓いのキス。
教会中に拍手と笑顔が溢れる。
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式の後、披露宴。
ダビと哀は乾杯のグラスを持ち、微笑む。
ダビ:「……まさか、トガとホークスが結婚する日が来るとはな。」
哀:「うん。でも、二人らしいね。」
ダビ:「俺たちも、負けてられんな。」
哀:「ふふ……もう十分幸せだけど。」
トガとホークスが笑顔で二人の前を通る。
トガ:「ねぇ、ダビ君、昔みたいに俺たちも騒ごうぜ!」
ホークス:「その代わり、ダビ、ちゃんと手伝えよ。」
ダビ:「……わかった、任せろ。」
哀:「ふふ、相変わらずね。」
二人の微笑ましい掛け合いを見守りながら、ダビはそっと哀の手を握る。
互いの温もりを感じながら、静かに誓う。
ダビ:「……俺たちも、ずっと一緒だ。」
哀:「もちろん。永遠に。」
夕日が披露宴会場の窓から差し込み、
笑顔と幸せで会場を柔らかく照らす。
雪や炎を乗り越えた二人の愛も、
トガとホークスの幸せも――
同じ光に包まれ、祝福されていた。
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🌸 ナレーション:
「青春も戦いも過去もすべてを超えて、
愛は形を変えながら未来へ続く。
雄英で育まれた絆は、
永遠に笑顔と幸せを紡いでいった。」
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💠 番外編完 ―「愛の祝福、結婚式の日」 💠
平和になった世界で、
すべての愛が輝き、守られている――。