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「まぁ、まぁ、お説教はそのぐらいにしましょう。ね?英厳」


いつも通りを装ったイングランド王国が英厳に説教を辞めるように促す。


いつも通りの紳士的(笑)な笑顔を貼り付けてるけど、内心ではちょっと怖がってるみたい。まぁ、イングランド王国も英厳に怒られてたことあっただろうし、当たり前か。


「はぁ~、分かった。主、後世にまで迷惑を掛けるな。ただでさえ、面倒臭い世の中なんだ」


大きな溜め息と共に大英帝国に英厳はそう言う。そんな英厳に大英帝国は弱々しく「分かった」と応えた。


さぁて、この後どうやって証拠隠滅をして英厳と炎吉が同一人物だってバレないようにしようかなぁ。


「俺はもう帰る」


英厳がそう一言残してリビングを後にしようとすると炎利が引き止めた。


「英厳兄様、もう、帰るのですか」


スカイブルーの瞳は悲しそうに揺れている。


「嫌いな奴と共には居たくないだろう?」


英厳は自分に向けて皮肉をたっぷり込めてそう言い放つ。


あれ言ってる自分の方がメンタルに傷を負わせてるじゃん。


「大嫌いですけど、大好きなんです!」


「は?」


炎利が思い切ったみたいにそう言葉を吐き出す。


そんな炎利の言葉に驚いたんだろうなぁ、英厳は眉間にシワを寄せて声を漏らす。


「取り敢えず、炎利兄さん落ち着こう。ね?」


炎加が此処で止めたから余計に訳分かんなくなりそうだよ!もう!どうしてこの一家はこうも不器用なのー!!


「にしてもさ、炎吉兄さんはどこ行ったんだ?」


颯太が口にした言葉を聞いて、英厳は言い訳を考えてるみたい。多分、いつもの言い訳を使うんだろうな。

不器用な君と見つけた美しき世界

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