コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
次の日
俺は、早速言われた通りチョコ欲しいアピールを月の前でした。後はチョコだな。
「璃音、今日の午後暇?」
光琉に声をかけられた。
「え?暇だけど」
今日は顧問の先生が出張でいないから部活休みだし
「じゃあ一緒にショッピングモール行こうぜ」
「なんで?」
「チョコ買いに」
「あ、そっか。光琉もなんか買うものあるの?」
「チョコ」
「え!誰に?」
「恋雪だよ。あいつ毎年チョコくれるんだよな〜。めっちゃ美味いの。」
「そうなんだ。ちなみに本命?」
「いや、義理」
そっか。幼なじみだもんな
「じゃあ、放課後すぐショッピングモール集合な。」
「了解」
放課後
「うーん、思ったより種類あるな。」
俺たちは早速チョコを選んでいた。
「月ちゃん可愛いもの好きだから見た目も可愛いやつがいいんじゃね?」
なんで光琉が下の名前で呼んでるんだよ。しかもなんで月の好み知ってるんだよ。
「あ、これいいかも」
「んー?」
俺が目をつけたのはうさぎのぬいぐるみがハートの入れ物に入ったチョコを抱えているものだった。
「璃音にしてはセンスいいんじゃん?」
「にしてはは余計だよ。」
「あ、色によって意味が違うっぽいな。」
「ほんとだ。」
横に説明が書いてある。
黄色があなたの幸せを願います、ピンクはあなたのことが好きです、青があなたの夢が叶いますように、か。
「俺の場合はピンクかな」
「…」
「なんだよそんなにジロジロ見て」
「なんか最近璃音かっこよくなったよな」
「え?なに急に。」
「ほんとだって。あ、恋とか関係あんのかな」
光琉はスマホを取りだし調べ始めた。
「あ、やっぱり関係あるっぽい。恋をするとフェロモンが分泌されて魅力が増すんだって。俺も恋したらモテるってことか。」
そういう訳じゃないと思う。てか、恋したらモテても意味ないじゃんか。
結局、俺はピンクのうさぎチョコ、光琉は黄色のうさぎチョコにした。
「いよいよ明日だね。は〜緊張する。」
「璃音なら大丈夫だって。貰えなくたって璃音があげるわけだし。」
「まぁね。宇野喜んでくれるといいね」
「おう!」
光琉はお返しを兼ねてるけど。