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さつまいも

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#読み切り
「無理無理無理無理無理無理無理無理」
僕は逃げていた。僕は期待されていた。
先祖代々優秀な人間。周りが言うには【血筋】
でもダメなんだ。きっと試験を受ければみんなわかるさ。
僕には才能がない。
血があるのに才能がない
素晴らしい環境があるのに才能がない
皆からの応援があるのに才能がない
(応えたいよ僕だって応えたいさでも期待に応えられるほどの才能がないんだ…)
…やめて欲しいもう期待しないで欲しい。
そう何度も思った、
でも口が勝手に。
「任せてください!我々は、先祖代々。あの方の代から皆様を守るのが使命ですから!」
嫌だよ。逃げたくない。逃げたら本当のクズじゃないか…
でも、試験を受けたら…
失敗すれば、期待はずれ。
成功すれば、戦わなければいけない。
「でも、」
293年前、突如として現れた化け物。
最初の目撃情報は、この国で最も人間が集結する。セントンレスア街ホールステージその町は国民はもちろん外人も集まる。いわゆる交流の場としても使われていた。そこでの死者は約3万人たったの6分で。それを救った天才が僕の先祖。ホールステージに化け物が出られないように色々な術も使って閉じ込め中で殺したらしい。
「だから、僕は戦わなきゃいけないのに。僕以外に、今僕以外に血を持つものは。いないのに」
僕の家の人間しか扱えないのに。
「………」
足が止まった。逃げる気も起こらなくなった。
「別にいいさ。」
(だって僕のせいでみんなが死ぬなら。きっと僕も死ぬと思うし。ひとりじゃ、ないなら)
「お待ちしておりました、じゃあ、早速。」
「こちらが、あなたのお父様も使用されていたものです」
…
「いかが、致しましたか?」
使えるわけないじゃないか
「つ、使い方を忘れてしまわれましたか?」
「やりません、」
「な、何をおっしゃいます、、!?貴方様が、やらなければいけないのですよ!」
「じゃあやり方を教えてください!」
「…ッ」
「言えないでしょうね!やり方を知っているのはうちの人間だけ!今は僕だけなのだから!」
「じゃあ尚更!」
「才能がないんです!知っているでしょう。お話しましたから」
「あなたが、苦しんでいるのは。知っています。」
「…」
「あなたには才能がない。その上幻覚とやらに苦しめられたでしょう」
「…ッなんで知って!」
「…それは幻覚ではありません」
「昔から一部の人間に見えるイマジナリーフレンド。それは成長すれば見えなくなると言われております。しかしあなたには見える。それは。、皆が見えなくなった《昔の友》あなたは、別の使命を受け継ぐしかないようです」
「意味がわからないよ」
「皆が、見えなくなったイマジナリーフレンドをもとある場所に戻すのです」
「…でも。それじゃあみんなが」
「イマジナリーフレンドと呼ばれるものの中には。成長すればあの化け物になる者もいます。」
…!?
「あなたは化け物を倒すのではない。未然に防ぐのです。」
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