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この更新速度が続くと思うなよ
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ヒカリたちが駅から歩くこと十分。
「わぁ〜〜!お兄!前の家より広いよ!?」
「バイトの給料が上がったからな。」
ドタドタと走り回るヒカリと、早速荷解きをしようとするリュウ。
そんなとき、リュウのスマートウォッチに連絡が入る。
「ヒカリ!急に仕事が入った!すぐ行くから荷解きしてろ!」
そう言って家の外へとかけていく兄を妹は呆然と見ているしかなかった。というか、状況理解が遅れた。
クマサン商会には一人ボーイが待っていた。
「あれ、早いな…って引っ越しは今日だったっけ。」
彼はリュウの引っ越しが今日だったことに気づき「悪い、僕一人でいけばよかった。」と謝罪した。
「いいんだ。おれが行くって決めたからな。てか試合は?15時から5本だろ?」
リュウは彼の予定を心配したが
「あ、全部ノックアウトで終わらせた。」という一般ジンでは絶対に聞かない回答が帰ってきた。
「流石稀代の天才【カイヤ】選手だな。あと素が出てるぞ」
「やめてくれよその言い方。あと素はここならいいだろ。」
そんな会話をしていると前のオキモノ…もとい【クマサン】が喋りだした。
[やあ君たち、早速だが今回の仕事だ。今回は【ハザード094】の討伐をしてもらう。ベースは普通のシャケだが、どうやらヒカリバエを操るらしい。十分に気を付けてくれ給え。]
そう言ってクマサンは黙った。
「いつもこのオキモノあっさり物言うよな。」
「同感だよ。でもヒカリバエを操るって変だな…気を付けないと。」
リュウが愚痴をいうのに対してカイヤはクマサンの情報をしっかり整理している。
なんやかんやでこのコンビは成り立っていた。今までに【ハザードNo.092】【ハザードNo.084】【ハザードNo.078】を撃破
してきた。元XP4000超えの【瞬光】リュウ。現【アマチュアの王様】【稀代の天才】カイヤ。
彼ら二人は最強であった。
そんな最強二人は…S+帯で出会った。