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もしかしたらおねショタかけるかな?って思って書いたらダメだった。
一応載せとく。ネタ切れだからね(^-^)
「おい、太宰。いつまで寝転がってんだ。飯だっつってんだろ」
中也は苛立ちを隠さず、自室のソファで丸まっている小さな塊を、ブーツの先で小突いた。 彼女は黒いスキニーパンツに、身体のラインを強調するホルターネックのインナー、その上に幹部の証である外套を羽織っている。戦う女の鋭さと、隠しきれない色香が同居する姿。
「……動きたくないよ、中也。僕、お腹空きすぎて、死んじゃいそうなんだ」
太宰は顔を上げ、濡れたような瞳で中也を見上げた。 まだ幼い。頬はこけているが、その造作は驚くほど整っていて、将来が恐ろしいほどだ。太宰は中也の膝に、吸い寄せられるように額を押し当てた。
「……チッ。ったく、手がかかるガキだな」
中也は毒づきながらも、その華奢な肩を抱き寄せ、ソファの隣に腰を下ろした。 太宰がマフィアにやってきてから、中也は自炊を覚えた。この死にたがりのガキが、中也の作った飯以外は「味がしない」と言って口にしなくなったからだ。
「ほら、食え。……あーん、だ」
中也はスプーンを太宰の口元に運ぶ。 中也の指先は、戦いによる胼胝(たこ)があるものの、細く、白く、女性らしい。太宰はその指をじっと見つめ、パックリと口を開けて、指先まで舐めとるようにして粥を啜った。
「……っ、てめェ! 行儀が悪ィぞ!」
「中也の指、甘い匂いがする。……ねえ、中也。僕のこと、嫌いにならないでね」
太宰は中也の腕の中に潜り込み、彼女の豊かな胸元に小さな頭を埋めた。 中也は一瞬、身体を硬くしたが、自分を頼る小さな命の重みと体温に、結局は抗えない。彼女の持つ強烈な「姉御肌」と、生まれ持った母性が、この歪んだ少年に完全にハックされていた。
「嫌いになんかならねェよ。……お前が俺の言うことを聞いてる限りな」
中也は大きな手で太宰の頭を撫でる。 すると太宰は、中也の首筋に鼻を押し付け、深く呼吸した。
「中也は僕のお姉さんで、僕の神様だ。……ねえ、ずっと僕のそばにいて。僕を捨てないで」
「捨てねェよ。俺が、お前を一人前のマフィアにしてやる」
中也は優しく微笑み、太宰の額に、慈しむような口づけを落とした。 それは姉が弟に送るような、清純で、それでいてあまりにも無防備な愛情表現。
しかし、中也の腕の中で。 太宰治は、中也には決して見せない「男」の顔で、暗い微笑を浮かべていた。
(……ああ、早く大きくなりたいな)
太宰は中也の柔らかい肌の感触を脳に刻み込みながら、彼女の胸の鼓動を聞いていた。 今はまだ、この心地よい「お姉さん」の庇護の中で、無垢な子供の振りをしていよう。 いつか、自分が彼女の身長を追い越し、その細い手首を組み伏せることができるようになるまで。
「中也、大好きだよ」
「……あァ、わかったから。ほら、もう一口食え」
中也は何も気づかずに、愛しい「弟」を抱きしめ直す。 捕食者と被食者が逆転するその日まで、彼女はこの甘い毒に、どっぷりと浸かり続けるのだ。
・・・短いって?言っちゃダメだよ、そういうことは・・・・。太中に見えたらごめんなさい。