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・この物語はフィクションです。
・ご本人様と一切関係はありません。
元太side
ドラマ撮影がクランクアップし、俺は舞台稽古と番組の打ち合わせで
メンタルもワーキングメモリーもキャパを超えそうになっていた。
元々、言われた通りに行動したり、段取り立てて役割を覚えるのは苦手だし
人の期待に応えるのも苦痛。マルチタスクなんて地獄だ。
正直、俺に余裕なんてないし、カメラの前では無理して笑っていないとしんどい。
しんどい時は信頼できるメンバーとマネージャーがサポートしてくれるとはいえ、
今この時が山場で無事に乗り越えられるか心配。
俺、どっかで倒れないよな・・・?
大丈夫だよね・・・?
局の廊下をとぼとぼ歩いている時に
誰かとぶつかってしまった。
ドンっ!!
? あ、ごめん。
元 わっ!!すいません!!怪我ないですか?!
相手の顔を見たら見覚えのある男性が目に入った。
照 あ、元太じゃん。久しぶり。強くぶつけたけど大丈夫?
元 ひかるくん!!めっちゃ久しぶりっす!!
俺は全然大丈夫です!てかひかるくんこそ大丈夫っすか?!
照 全然平気〜。てか元太、、、
ひかるくんは綺麗な瞳で俺の顔をじっと見てきた。
照 顔、白いよ。ご飯食べてる?
元 え、ああ!もちろんちゃんと食べてますよ!
嘘。ほんとは最近、ストレスで食欲が湧いてないからあまり食べてない。
照 嘘だ。ドラマの時ちゃんと顔に肉ついてたし血色良かったもん。
前より元気ないし、なんか嫌なことあった?
うわぁ〜、自己管理が完璧なひかるくんには見破られるかぁ〜。
どうしよ、メンバー以外の人、事務所の先輩に心配されると気持ちが込み上がってくる。
のしかかったストレスが抑えられなくなってきた。
元 あ、え・・・そん・・な
ポロポロ・・・
元 グスッ・・・うっ、ううっ・・・
だめだ、この人はすごく優しくて温かい。
他の人から怖がられるのが俺には理解できないくらい、
後輩を大事にしてくれる思いやりのある人だ。
それが身に染みて安心したのか涙が溢れてしまった。
照 大丈夫。大丈夫。よく頑張ってるよ。
ひかるくんはこの状況をすぐ察して俺の楽屋に移動してくれた。
182cmの筋肉質な体で俺の小柄な体を抱きしめる。
泣いている理由を問い詰めないで、そのまま頭を撫でてくれた。
照 俺の前では素のまんまでいいからね、よしよし。
だめだ。涙が止まらん。
元 うぐっ・・・ひくっ・・グスッ、グスッ・・・・
まじで忙しいのにすみませんっ。
照 いいんだよ。辛いの我慢するのはよくない。俺に頼って。
元 ふぇぇっええん・・・グスッグスッ・・・。
照 つらいね〜、よしよし。
30分くらい泣いた後、ようやく落ち着いて
ゆっくりとひかるくんと話すことができた。
照 どう?落ち着いた。
元 はい、ズビッ、なんとか・・・。
照 舞台も個人の仕事も、プレッシャーでかいよね。 みんなに注目されるし。
元 はい、俺にできるか不安で、上手くいかなくて辛くて・・・。
照 最初はそうなるよなぁ〜、俺も仕事重なりまくった時、 疲労で倒れないか不安だったもん。
元 ひかるくんもですか・・・
照 うん。今の元太と似たような状況だった。
その時は友人とメンバーのおかげで無事乗り越えられたし。 一人で抱えないで誰かに頼るのが最善だと思うな。
元 そうか・・・。
照 舞台は俺も秋に控えてるし、何回か経験しているからいつでも相談して。 休む時は全力で休むんだよ。一緒に乗り越えようね。
元 あざす!まじ優しい泣
照 いえいえ。よしよし。
今日はたくさんひかるくんに頭を撫でてもらって慰めてもらったし、 俺はこの後オフだから家帰って寝ようかな・・・。
元 今日はありがとうございました!俺このあと帰りますね!
照 お、今日はこれで仕事終わりなの?
元 はい!そうなんです!!
照 俺もこのあとオフなんだよね。
元太が良かったらだけど、一緒にパンケーキ食べに行かない?
元 はえぇ!
甘党のひかるくんと一緒にスイーツ食べれるのか!!
嬉しい誘いをいただいて急にテンションが上がった。
元 もちろんです!!一緒にいきましょ!!
照 いひひ笑 喜んでもらって何より笑 じゃあ荷物まとめて俺の車で出かけよ。
スイーツでメロメロになっているひかるくんを
間近で見れるのが楽しみで俺はニヤニヤが止まらなかった。
ファンの人はご存知だけど、この人は甘いものを食べると可愛い顔するんだよ。
女の子みたいで超可愛い。ヒーリング効果がえぐい。
カフェに到着
元 わぁ〜ついたぁ〜
照 元太は何食べる?
元 そうっすねぇ〜、バニラアイストッピングのハニーバターパンケーキにします。
照 最高じゃん。ハニーバター好きなんだ。
元 この前、旅行で家族とハニーバタートースト食べてハマったんです。
照 一度食べたら止まらないよね。俺はショコラパンケーキにする!
元 わぁ〜美味そう!!
やっぱチョコ好きだからパンケーキもチョコ系選んじゃうんだ。可愛い〜。
元 ひかるくん、今日はチョコ食べてないんすか?
照 うん。ダンスの練習があって一粒も食べてない。
だからね。今糖分が枯渇してるの。
元 チョコが生きる原動力っすね笑
照 そう。まさにそれ。
注文して15分経った頃にパンケーキがやってきた。
盛り付けが綺麗で甘い香りとビジュアルに食欲が唆る。
元 うっわぁ〜!!!美味そう!!
照 これは優勝だわ。よし。食べよう!
いただきます!!
もぐもぐ
元 うんまぁ〜!!!
照 んふふ、おいひぃ〜
美味しさが口いっぱいに広がってお互い笑顔になった。
まじで美味しかった。甘いもの食べると疲れが吹っ飛ぶってこういうことなんだ。
元 バターと蜂蜜の甘さが染みる・・・。
照 すごくおいしいね・・・語彙力吹っ飛んだ。
本当に美味しいもの食べてるからほぼ無言になっている。
ひかるくんもパンケーキ食べれてすごく幸せそう。
元 ひかるくん、なんで俺誘ってくれたんですか。
照 ん〜、一人で辛そうだったし、一人にしたくないから。
元 はえ・・・。
照 俺の前ではありのままでいてくれるし、弟みたいな存在だから。
ほっとけないんだよね。辛かったら一緒に気分転換したいし。
元 それで誘ってくれたんすか・・・嬉しい〜
照 元太が笑ってくれて何よりだよ。
元 うへへ。
照 可愛い。
元 (⸝⸝⸝´꒳`⸝⸝⸝)テレッ
照 そのハニーバターパンケーキ、一口ちょうだい。
元 お、いいですよ。
照 元太が美味しそうに食べてるとこ見たら俺も食べたくなっちゃった。
元 食べてください〜!俺も一口ください!
照 いいよ!これ、チョコソースとイチゴ乗ってるとこ食べな!
男子ふたりで、スイーツ日和を堪能したとさ。
甘さとひかるくんの可愛い笑顔で俺は癒された。
明日以降も頑張れそう。
ひかるくんはその後、本当に俺を心配していたのか
今日は家に泊まってと言ってくれた。
お言葉に甘えて俺はひかるくんの家に泊まることにした。
続く
#ご本人様には関係ありません