⚠黄、赤
⚠言葉?会話多めなので読みにくいです
⚠起立性調節障害のついて少し理解のない言葉が出てきます
⚠基本は何でもいい人向け
黄唄side___
医「起立性調節障害ですね」
紫「そうですか…」
医「起立性調節障害は本人がサボりたいと思っていると言うことではなく、」
医「体が朝に弱くなってしまっている病気です」
医「本人を責めると逆効果なのでゆっくりと様子を見つつ治していきましょう」
[起立性調節障害…]ポチッ
主な症状
起立性調節障害の症状としては、
立ちくらみ・めまい・ふらつき、頭痛、気分不良、倦怠感などの他、動悸、腹痛、食欲不振、朝起きられない、夜寝つけないことや、時には失神発作を起こしてしまうこともあります。
立ちくらみ…めまい…ふらつき……
頭痛…倦怠感…動悸…食欲不振……
朝起きられない…夜寝つけない……
僕と一緒だ……
赤「黄ちゃーん」
黄「…ん……」
赤「体調どう?」
黄「…………」
赤「だるい?」
黄「コク…」
赤「頭痛い?」
黄「…コク……」
赤「気分はどう?」
赤「あんま良くない?」
黄「コク……」
赤「そっかそっか、」
黄「ん、、起きる……」
赤「いいよいいよ」
赤「自分が起きたいじゃなくて、起きれるって思うまでゆっくりしてなニコ」
黄「………ん」
僕の友達は優しい。
黄「テクテク…」
友「お!黄唄おはよーっ!」
黄「おはようございますっニコッ」
友「ねー聞いてよ、」
友「5限目の英語テストだってよ?」
黄「それ一昨日くらいから言われてませんでした?w」
友「…………お、俺が話を聞いてるわけねーだろ!」
黄「ww」
遅刻しても、いつも通り接してくれて…
1~4限目の話をあまりしないで僕が受ける5,6限目の話をしてくれる
前にこんな事もあった…
僕は基本5限目から出席する。(学校に行ける日は)
それをクラスの子も理解してくれている
でも、5限目ならまだしも、
5限目に間に合わずに6限目から行くのは僕が許せない…
だから…
5限目に間に合わないと思った日はメンタル的に休んでしまう……
でも1回だけ…
先生に6限目からでも来ていいんだよ?
と言われて行った日がある…
(黄唄くんは廊下、友達らは教室)
友「黄唄来ないかなー?」
女「5限目の後から来たことないからね…」
友「んー!俺の最高傑作(美術の作品、あまり上手くは、、、)見てほしかったのに!!」
男「そんな幼稚園児みたいなやつ見せたら黄唄反応困るだろww」
女「本当にそれww」
女「黄唄くん困らせないでよー?w」
友「なんだよ!その言い方!」
友「黄唄なら絶対、上手いじゃないですか!僕は好きですよ?とか褒めて、、、」
友「褒めてくれるから!!!」
女「はいはいw」
僕が居ない時でも…僕のこと話してくれてるんだって‥
ちょっと嬉しかった…
この日は、一応遅刻扱いのため、出席簿には6限目は出席になっていた
それに気付いてた事も実は知ってる…
でも、誰からも何も言われなかったな
なんで…そんなに理解できるんだろう……
起きなきゃッッ…
もうッ…1時になるッ…
5限目は1時40分からだからッ……
準備も登校も時間かかるからッ……
早くッ…
早くッッ…
早くッッッ……
起きなきゃッッ……
チッチッチッチッ… (秒針の音)
起きると…病院に居た……
左手に点滴が繋がれ、枕元にはナースコール…
この点滴も見覚えがある……
ガラガラ…
赤「あ、目覚めた?」
黄「コク……ごめんなさい」
赤「ううんニコ」
赤「大丈夫。だけど、無理はして欲しくないな」
黄「………」
赤「今日、起きれるって思った?」
黄「ッ………」
赤「無理に頑張る必要はどこにも無いんだよ?」
黄「分かってるッ…」
赤「分かってない」
黄「分かってるッッ……」
赤「全然分かってない」
赤「黄唄くんが無理しても、今は何も意味ないの。」
黄「ッ……」
赤「学校に行きたいなら、無理しないで…」
赤「無理されるとッ…」
赤「心配で学校も安心して行かせられないよ…?」
赤「まぁ、、これは紫ーくんからの言葉だけど…笑」
赤「俺も思ってないわけではない」
黄「………」
黄「ッで…でもッ、、、」
赤「でも…?」
黄「ッ……」
「起立性何とかとかまじずるい」
「朝起きれないとかこっちが起きれないわ」
「5,6限目と行事だけ来るとか羨ましすぎる」
黄「……」
赤「………それ誰が言ったの」
黄「ッ…直接は…言われてない、、」
赤「どういうこと?」
黄「よく…例として出る、、、」
黄「例で出るってことは…」
黄「実際たくさん言われてるってことじゃん……」
赤「確かに、そうかもしれない」
黄「ッ、、、」
赤「でも、黄ちゃんが過ごしてる環境は、大きく分けて家と学校。」
赤「クラスの子はすごい優しい子ばかりで」
赤「家では個性豊かな子ばかり」
赤「青ちゃんだって、自分が難しいことを無理矢理やろうとしなくなったよ」
黄「………」
赤「黄ちゃんが過ごす場所は黄ちゃんのままでのびのびと過ごせる環境だから」
赤「安心して、自分のペースで進んでほしいけどな〜」
黄「自分のことが理解できない…」
赤「ん、?」
黄「なんで、友達とか赤にぃとか、、」
黄「僕のこと理解できるのに…」
黄「僕が僕を理解できない…」
黄「僕はみんなと同じように学校行ける…」
黄「僕は朝弱くない…」
黄「僕は…起立性調節障害じゃない…」
赤「黄唄くんはさ、」
黄「うん…」
赤「青ちゃんが話すの苦手なの理解できる?」
黄「出来る…それが青にぃです…」
赤「じゃあ、桃瀬くんが書くの苦手なの理解できる?」
黄「出来る…」
赤「じゃあ、黄唄くんが朝苦手なのは理解できる?」
黄「ッん………」
黄「したくないッ…」
赤「そうだね」
赤「黄唄くんは理解出来ないんじゃなくてしたくないの」
赤「でも、出来ないことってあってもいいし、」
赤「出来ないことにしとくのもありなの」
赤「理解できなくてもいい、」
赤「朝起き上がれなくてもいい、」
赤「夜寝れなくてもいい…」
黄「………」
赤「午後元気になるんだったら、」
赤「午前の分を午後に取り返そうよ」
赤「追いつくの、追い抜かすのは無理だとしても」
赤「差を縮めることは出来るんじゃない?」
黄「……それが今僕が頑張ること、、、」
赤「そッ!」
赤「無理して、頑張ってみんなに合わせるんじゃなくてさ」
赤「自分に合わせて頑張っていこ!ニコ」
Next_付いていかなくていい
コメント
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ポジティブ思考に丁寧に言える力がすごいや✨ 俺も一時期起立性障害かもって言われてたからわかんないことはないかなぁ🤔なんで周りはできるのに、なんでみんなは知らないくせになんて思っちゃうよねぇ、、俺も思うし。ゆっくりって病院の先生に言われるけど、ゆっくりしてる時間もないです😭いくらその言葉を貰ってもみんなとの時間も、自分の時間も進んだままです😭俺は同い年の子よりも大幅に色々遅れてるからもう追いつけない