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高校生になり、三年が経つ。そう、今は高校三年生。就職にするか、進学にするか、決めなければならない時期が迫っていた。
そんな時、俺は見てはいけないものを見てしまった。
担任の先生が、女の人を投げ出してしまうところを。
とある日、俺はこの青春謳歌高等学校に転校してきた。高校三年生である俺にとってはとても危ない時期に転校となった。
「転校生が来るぞ。入れ。」
担任の渡邉陽翔が言う。
「おはようございます。木下伊織です。」
クラスメイトからはかっこいいという声が一部上がる。
そんな中、担任がクラスを静かにする。
「静かに!じゃ、あそこ、空いてるから座ってくれ、木下。」
俺は静かに頷いて座る。
黒い髪の毛で制服姿の俺は、細い体型で、過去には女子からどうやって細い体型を維持しているかなどの質問をよくされていた。
一方、担任の渡邉陽翔は、茶色い髪の毛でウルフヘアカットの少しチャラそうなイメージのつく先生だ。そのせいか、女子生徒から人気があるらしい。これは隣の席の男子から後に聞いた話だ。
そして、転校してから1ヶ月程が経つ。俺は偶然、進路の話を担任の渡邉陽翔としていた。
「渡邉先生。進路の話、なんですけど。」
「ああ、来たか、木下。まあ、座れ。」
そうして俺は就職の話を進めていく。その後に、実習の話も進んで順調だった。
「渡邉先生、ありがとうございました。 」
俺は丁寧に頭を下げた。
そうして渡邉陽翔は俺に手を振って、見送ってくれる。
俺はこの時、少し先生を見つめてしまう。あの笑った顔、綺麗だな。チャラい癖に。なんて悪態をつきたくなるほど。
でも、俺は知らなかった。ここから先、好きになってしまった先生の裏の顔を知ってしまうことになるなんて。