コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
━━━━━━━━{霊術- 伍}━━━━━━━━
━━━━━━━{異界: 001}━━━━━━━━
怪物がいた─
怪物の形状は、ありえない程漆黒のように黒く、それでいて白く、到底言葉には出来ないような見た目をしている。アレは来訪者でも、妖動でもない。穢れだ。だが、これはあくまで括りであり、特徴を正確に映すには至らない。まるで、地球の言語じゃ表せないような気がするほどに。
兎に角、アレはヤバい。穢れには階級があるが、アレは今、惡級だろう。そして、どんどん怨級に近付いている。少しでも早く成長をとめないと。
「〜〜〜〜…」
私は周りに札を貼り念唱した。効果は少ないだろうが、無いよりはマシだろう。今の所、アレを祓うことは出来ないだろうが、来訪者を倒し続けて強くなっていけば、いずれやれるようになるだろう。とりあえず、怪物には効いているか─
「え、」
私が、あちらを見ようとすると、怪物と人だかりは消え失せ、此処は紅く染まった。そして、周りにあった店の看板の中に”異界001”と書かれていた。そこから一秒も経たないうちに目の前に妖動共が現れた。その多くは焔狐だったが、見た事がない野郎も居た。少なくとも私が読んできた本の中にあんな妖動は書いてなかった。新種なのか?まあ、強さは大したことも無さそうだ。
「爆蓮」私は謎の敵に攻撃を放つ。爆蓮は、どんどん敵に迫る。だが、アイツはその場から動かない。攻撃が敵にあたる直前、アイツが何か呟いた。その刹那、攻撃と敵の間に結界が展開された。爆蓮が結界に接触し、霧散する。霧散した攻撃の欠片が焔狐に当たる。そして残りはアイツだけになる。だが、術を使えるとは。
まさに、人だ─
後書き
全然関係ないんですけど、今までの流れ確認するために前の話を読む同士居ませんか?