学校に行くと、いつも通り2人で歩いている、おらふくんとおんりーチャンの姿があった
おらふくんは昨日のことがまるで嘘みたいに笑っていた
ドズルさんから聞いた話によると、おらふくんは実家の方に住むらしいだけど、マンションから離れていないらしく、いつも通りの道で行けるらしい
ガチャ
「今日はぼん先生早いんですね」
後ろからおんりーチャンの声が聞こえた
「うん、ちょっとね、早めに外の空気吸いたいなと思ってね」
「そうなんですか」
すると、おんりーチャンが足音と共に俺の横に来て、柵に手を乗っけていた
「ぼん先生いきなりで悪いんですけど」
「んー?何?」
「おらふくんの寿命って分かってたりしますか?」
「どうして?」
「気になっただけですよ?おらふくんが自分より先に亡くなっちゃったら困りますし」
そう言いながら、ニコッとこちらを向いてきた
「、…74.51…74年と51日生きていけるよ、結構長生きするね」
少し言うのを躊躇いながらも、隠す必要がないと思い言った
おらふくんの寿命は見なくてもわかっていた、おんりーチャンの隣にこんなに寿命が長い人がいたら嫌でも覚えるよ
「よかった、長生きしてくれて」
自分のことのように安心した表情をあからさまにしていた
っていうか、
わかってたくせに…自分よりもおらふくんの方が寿命が長いことなんか
それに、例え自分よりもおらふくんの方が寿命が短くても、意地でも昨日みたいに助けてたくせに
「卑怯だねー、…」
「え?誰のことがですか?」
「おんりーチャンだよ」
卑怯…おんりーチャンはとても卑怯
自分の寿命1年が無くなるって知ったうえで助けるなんて、卑怯すぎる
優しすぎる卑怯だよ、おんりーチャンは
俺がおんりーチャンを見たとき、君は遠くの方を眺めていた
❤️1500
コメント
2件
めっちゃ好きです❤ 続き楽しみです! 頑張ってください
最高ですゥ😭 続き頑張ってください^o^