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圭圭(主智)です!
⚠️地雷等ある方は閲覧注意
⚠️本誌ネタバレあり
温かく見守ってくれい
すんごい下手!
何でも許せる人向け!
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夏の西東京大会が終わり、甲子園もとっくに終わりを迎えた11月の下旬頃。
主人は次の夏へ向けて練習を積み重ねている。
今日も朝から走り込みをしていた。
部活では、ランニング、キャッチボール、捕球練習、スローイング、ブロッキング練習、送球練習、打撃練習、シートノックといった流れだったか…。
今日は送球練習がイマイチだったな。
走り込みの時間を増やしたのが原因か?
ガチャ、と部屋の扉が開く。
風呂上がりの主人が、タオルで髪をふきながら出てきた。
「主人、もう寝る時間だぞ」
時刻はもうすぐ22時になろうとしている。
「ん〜…」
やはり朝の走り込みが支障をきたしているらしい。早起きしたことにより疲労が溜まっているのだろう。
「…待て主人。そのまま寝るつもりか?」
濡れている髪のまま、主人はベッドに潜り込もうとしていた。
「…眠い、から」
珍しいな。ここまで眠たそうにしているのは。
「…しょうがねェな。…貸せ。俺が乾かす」
「…?」
ベッドにいる主人を無理矢理起き上がらせ、地べたに座らせる。
「おわ!?」
俺はベッドに座り、地べたで三角座りをする主人を見下ろす。
ベッドに放られたタオルを取り、髪を乾かす。
…全然乾いてねェ…。
「…ね、ちしょ〜?」
「何だ」
「あのさ…やっぱ俺、消えて欲しくねェのよ」
「まだその話してるのか…」
「いや、だってさァ…今の俺があるのは全部智将のおかげなワケじゃん?」
「今のお前があるのは、他でもない主人のおかげだろ」
「あー…どうやったら伝わるかな〜」
「お前がどう思っても、消えたい気持ちは揺るがねェよ」
「そっかー…」
カチ、カチ、と秒針が動く。
「…智将はさ、何で消えたいの?」
主人の髪を乾かす手がほんの一瞬止まる。
「…もう解放されたいんだよ。野球以外にやることもねェし。」
脳裏で俺が主人格だったときの記憶の断片が流れ込んでくる。
それは墨汁のように広く、黒く、そして深く。
「かといって野球やるのはもう疲れた」
俺が野球をやる意味などもう存在しない。
清峰葉流火には主人がいれば大丈夫だ。
「…なるほどね〜」
暫しの沈黙。
「…じゃあ、さ。もし俺が、智将がいないと生きてけないって言ったらどーする?」
「…」
時計の針は短い針が10を、長い針が1と2の丁度間を指していた。
「ほら、もう乾いたから。さっさと寝ろ」
「…はぁい」
主人は再びベッドへと潜り込む。
俺は勉強机の椅子に腰をかける。机の上には、野球に関する本と、『ぜったいノート』が広げられていた。
「おやすみ、智将」
「…おやすみ」
その日はやけに外の騒音が鬱陶しかった。
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𝖢𝖯要素少な!!ごめん!!
これからなんとかしていい感じの雰囲気でいい感じにしていくつもり!
次♡700で!
続き書けてないんで許して…
ここまで見てくれてあざした!