テラーノベル
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“どこ、ここ?んで誰?この子?”
???「くううぅぅぅ……Zzzz…」
“……寝てる”
???「むにゃ、カステラにぁ……いちごミルクより……コーヒーの方が合ったるやろがい…… えへっ…全部よこせやぁ……」
“コーヒーて……酒の方がいいに決まってんだろ”
“とりま起こすか…ほら、起きろガキ”
揺さぶって起こそうとするが
???「砂糖?……あったりまえじゃ持ってこい……ボケェ…」
”(起きない…か……仕方ねぇ)”
“すぅぅぅ…
???「うわ!?」ビクッ
“やっと起きたか…あんた…一体何”
???「あんたね!か弱いレディ起こす時はそっと起こせって習わなかった?!大体あんただ………もしかして先生?」
“うん。なんかそういうことになった”
アロナ「あんたも大変ね。さて、そんじゃここらで私の自己紹介でもすっかね。私の名前はアロナ。この「シッテムの箱」に常駐してるシステム管理者であり、メインos。そしてこれからあんたのアシスタントをする秘書でーす!」
“常駐……ね……。んじゃこのタブレットが壊れたらお前死ぬのか?”
アロナ「いきなりなんて事聞くのよ……まぁでもそういうことになるわね。」
“そうか……なら大切にしなきゃなぁ……”
アロナ「しかし、やっと会えたわね。私はあんたをここでずーーっと待ってたんだから」
“寝ちまう程待ってたとはね。すんまそ”
アロナ「寝てたわけじゃねぇよ」
“じゃなんだよ”
アロナ「居眠り」
“寝てるじゃねぇか!”
アロナ「こまけぇこたぁいいんだよ!そういやまだ生体認証してないわね。やるか」
“なんかしらんがさっさとやるぞ。疲れた”
アロナ「話が早いねぇ?それじゃあ私の前まで来て。」
“ほい”
アロナ「そんじゃこの私の指に、あんたの指を当てて」
“指紋認証かよ。まぁいいけど”
アロナ「文句言うなや。」
アロナ「よし…えぇっと?どれどれ?…先生背中に翼みたいなの持ってますね。」
“おん持ってるよ。見る?”
アロナ「遠慮しとく。こんな狭いとこでやったらもの吹き飛ぶし。」
“あっそ。ならいいや”
アロナ「……うし、確認完了っと。さて、こっからどうする?」
“うーーん……あっ、そういや……”
現実(?)の方で起きた出来事について話した
アロナ「なるほどねぇ…要するにサンクトゥムタワーを何とかしろって事ね。」
“できんのか?”
アロナ「あったりまえでしょ!秘書舐めんな」
“なら早よしてくれ。”
アロナ「言われなくとも」
………
アロナ「………よし、先生。サンクトゥムタワーの制御権を回収できたわ。今は私の統制下にある。どうする?あんたが持つ?」
“いや…連邦の方に移管してくれ”
アロナ「あいよ」
…
リン「……はい、わかりました。(カチャッ)サンクトゥムタワーの制御権の確保が確認できました。これからは連邦生徒会長がいた頃と同じように、行政管理を進められますね。」
リン「お疲れ様でした、先生。キヴォトスの混乱を防いでくれた事に、連邦生徒会を代表して深く感謝いたします。」
“やっっっと終わった……”
リン「それともう一つ。連邦捜査部「シャーレ」をご紹介いたします。」
“まだあった……”
移動中……
リン「ここがシャーレの部室です」
“……なんか前居た職場みたいだな。テンション上がるぜぇ”
“で?俺はまず何からすれば?”
リン「………シャーレは、権限だけはありますが目標のない組織なので、特に何かをやらなきゃいけない……という強制力は存在しませ」
“しゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!仕事やらずに済むぜ⤴︎”
リン「そんな訳ないでしょう。やらなければならない仕事はたくさんあります。やってください」
“ハイ”
「とりあえず頑張ってください。なにかあればまた連絡を”なぁなぁ”……どうしました?」
“ここって喫煙所ってあんの?できればそこも案内して欲しいんだけど”
リン「…喫煙所……ですか?生憎今はそのような施設はないですね。」
“oh……”
リン「ん?ということは先生喫煙されるんですか?」
“YES。このキヴォトスにタバコとか酒とか売ってたら良いんだけど……まぁ一応学園だからそんな訳ないよなって思ったけど、けど!ワンチャンあるかなぁぁぁぁと思って。”
リン「そうですか……すいません。検討しておきます。」
“サンキュー”
リン「それではこれで私は失礼します。ごゆっくり」
そう言ってどっか行った
“……………まさか、この俺が教師をするとはねぇ?あいつに言ったらなんて顔すっかな…”
続く…
コメント
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宿題をめんどくさいからって無しにするタイプの先生って事は解った