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「おーい!」
「聞こえてるかー?」
無邪気な彼は無邪気な私に話しかける。
「お前大丈夫か?」
「えぇ、大丈夫ですよ。」
みんなは私を嘲笑う。
でも一国だけ私を庇ってくれた。
私はあの時を思い出すと助けられてばっかで、一度ももらった恩も返せなかった。
貴方に憧れて仕方がない。
たとえ彼が異性だったとしても、私は彼に助けられていただろう。
私は、自分が情けなくて、底辺で、ちっぽけな国。
貴方とまだ一緒にいれたなら、まだ生きていたなら。
私はどんな幸せ者だろうか、今この瞬間毎秒感じている。
たった一国の人生が崩れた瞬間、私はどんな人よりも涙を枯らしただろう。
貴方に憧れ、できることは全部やった。
人生が毎日終わるかもと思い、人生を一日一日を大事にした。
でも貴方の「根っからの優しさ」は、どうもできなかった。
私の心は、ズタボロでドス黒かった。
その優しさに憧れ、尊敬していた。
そう考えるうちに、手が動いていた。
イギリスの頭に手を置き、撫でていた。
「貴方は、私の憧れの国そっくりですね」
「喜ばしいお言葉ありがとうございます。」
私は、イギリスの影にスコットが見えた気がした。
私はあの国がいるところに今すぐ行きたい。
どうせ私が死んだって誰も悲しくないだろう。
でも、まだスコットの分まで生きようと思う。