TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
シェアするシェアする
報告する




少女は同級生の手を掴んだ人物を見た。


その人物は城壁高校の制服を着ていた。

少女はただその人物を見つめていた。



少女の心の中に知りえない感情が生まれようとしていた。




──── 憧れ?尊敬?

そんなものじゃない。これはきっと、”恋”だ。




人物は同級生からヘアピン取り返し、少女に手渡す。


人 「 は い 」


少 「 あ … え っ と 、 あ り が と う ご ざ い ま す 」

ヘアピンを受け取った少女は嬉しそうに笑みをこぼす。

大事そうにしながら髪の毛にヘアピンをつけた。



人物はそれを見て優しく笑った。

暖かい風が吹く。心までも暖かくするように。





しばらくした後、人物と少女は別れた。

少女は何度もお礼を言いながら手を振っていた。



人物の歩く背中を見ながら少女は小さく呟いた。


少 「 優 し い 人 も い る ん だ な … 」

そう言いながらヘアピンを優しく撫でた。

















─── その日の夜


少女は部屋である大事なことに気がついた。



…そう。それは、人物の名前を聞き忘れたことだ。

う ~ … 、 と唸りながら落ち込む。



そのとき、人物の着ていた服を不意に思い出した少女。




少 「 そ う だ … 、 城 壁 高 校 ! ! 」


この作品はいかがでしたか?

40

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚