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Coffee

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Coffee

第13話 - 第13話

1,732

2025年09月24日

#mga

#mtp

#学パロ

#ご本人様には関係ありません

Momochi🍏🕯

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滉斗『……俺だって、お前の寂しそうな顔見たくねーんだよ、』

気づいたら、そう口にしてしまっていた。嘘なんかじゃない。元貴の寂しそうな顔なんて、一度も見たくない。寂しいなら、誰かに甘えたいなら、俺に甘えればいい。

ーー俺なら、元貴の弱いところも、敏感なところも、好きなところも、全部知ってる。俺なら、どんな元貴も受け止められる。

元貴『……優しいね、委員長』

安堵したようにふにゃっと笑う元貴。やっぱり、元貴は笑っていた方が可愛いし、何より笑顔が似合う。

滉斗『何かあるなら俺に言え。勉強だって、悩みだって聞いてやる。だから、1人で抱えんな……馬鹿』

元貴『うん……ありがと、委員長』

そう言って微笑み、俺の首に手を回して起き上がり、俺にぎゅっと抱きつく元貴。いつもならこんな風に甘えたことしないのに、今日はやけに素直だ。

元貴『……いい匂い……』

すんすんと俺の匂いを嗅いでいる。元貴の方こそ良い匂いなんだよ。柔軟剤のお花みたいな香りがして、どうしても全身が熱くなる。元貴がぎゅっと俺を抱きしめているとーー

涼架『おにぃちゃーん！！！』

元貴『！！』

ビクッと肩を跳ね上げて俺から離れる元貴。その顔は真っ赤で、今にも噴火しそうだった。ドタドタと足音が聞こえてくる。

涼架『おにぃちゃん！ひろとくん！お風呂入ろ！！』

元貴『えっ…ちょ、涼架…滉斗くんは一緒に入んないでしょ…？』

涼架『え！入らないの？』

滉斗『……え？』

一緒に入る…？元貴と涼架くんと…？元貴の表情を伺うと、元貴は耳まで顔を真っ赤にし、目を泳がせていた。てか一緒に入ったら俺の下半身死ぬんだけど。

滉斗『……一緒に入りたい』

元貴『はぁ！！？？//』

涼架『やったぁ！行こ行こ！！』

元貴『待って！やだやだ！！涼架！！//』

元貴の声なんて聞こえず、俺と元貴の手を握って引っ張っていく涼架くん。

…これ、俺の下半身持たないやつかも。

涼架『おにぃちゃん脱がないの？』

元貴『んぅ…うるさい…//』

涼架くんの言った通り、元貴はまだ何も脱いでいない。涼架くんは先行ってるからね！と言って先に入ってしまった。どうしようかと悩んでいると、元貴がか弱い声で呟いた。

元貴『………っかい出て…』

滉斗『ん？』

元貴『1回外出て……//』

滉斗『なんでよ』

俺がそう言うと、元貴は顔を真っ赤にし、そっぽを向きながら言う。

元貴『……恥ずかしいから……』

滉斗『じゃあ後ろ向いててあげるから脱ぎなよ』

そう言うと、顔を背けたまま頷いた。仕方なく後ろを向いていると、服の擦れる音、ボタンを外す音、チャックを下げる音ーー

全ての音が鮮明に聞こえる。もう脱ぎ終わったかなと思い、振り返ると、

元貴『へっ…ちょ、！！後ろ向いてるって言ったじゃん！！///』

そこには耳まで真っ赤にし、上半身と下半身を慌てて隠している元貴がいた。

元貴『……黙ってないで後ろ向けよ！！！//』

滉斗『ごめんなさい』

ぷくっと頬を膨らませ、一発殴られた。てかあそこもう見てんだから隠す必要なくね？そう思いながらも俺は服を脱いで、元貴の慌てて入った浴室のドアを開けた。

涼架『おにぃ〜ちゃ〜ん』

元貴『ん…？』

涼架『ちゅーして？』

元貴『は？！//』

俺が髪を洗っていると、浴槽から何だか可愛らしい話し声が聞こえてくる。いつもこんな会話してんのかな、そう思うと何だか胸が温かくなる。

元貴『やだやだやだ…//』

涼架『なんでよ！！いつもほっぺにちゅってしてくれるじゃん！！//』

元貴『んねぇちょっと！！言わないでよ！！//』

可愛らしい会話に思わず笑みが溢れる。公園で涼架くんが言っていた。僕が困ってたり、悲しんでたり、寂しんでたりしたら、いつも頭を撫でてくれて、ほっぺにちゅってしてくれるんだーーと。

滉斗『ん、終わったよ』

涼架『はぁい！じゃあ涼架洗ってくるからひろとくんと一緒に湯船入っててね！』

滉斗『はーい』

元貴『えっ、ちょーー』

元貴の返事なんて待たずに、俺は元貴の入ったままの湯船に浸かった。

元貴『〜〜っ！！//』

さすがに高校生2人が同時に湯船浸かるときついな。そんな呑気なことを考えていると、ごりっと何か硬いものが当たった。

滉斗『うおっ…って、おっきくすんなよ』

元貴『してない…！！黙ってろ！！///』

涼架『ケセラセラ〜今日も唱える〜♪』

カッと怒りそっぽを向く元貴。良かった。涼架くん歌ってて聞こえてなかったみたい。

濡れた髪から除く真っ赤な耳が、元貴の可愛さをより引き立てる。その時、きらりと光る元貴のフープピアスが目に入った。

滉斗『……フープピアス似合うよね』

元貴『あ、これ？いいっしょ』

自慢げに笑う元貴。やっぱ此奴、笑った顔が異次元級に可愛い。可愛くないって思う奴いないだろ。

滉斗『似合ってる』

元貴『……まぁね』

涼架『あっ！おにぃちゃん照れたでしょお？』

元貴『照れてないわ！！//』

相変わらずツッコミの早い奴だ。まぁそんなところも可愛いし、大好きなんだけどね。

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聞きました？？？

どぅあいすきですってばよ（？）

んね…少ししたら雑談の方でも話すけどさ…

何か私に言うことあるっしょ！！！！！（圧）

（ごめんなさい）