僕はキガ。努力の寮長に媚び売られてキノコ副寮長のキノコ祭りから気まぐれくんと全力ダッシュして逃げきれた運のいいゴミ。今日はお仕事の日だけど嫌な予感がするからあるヒト達にお仕事の同行をお願いしに行く所。
暗い城の廊下を歩いていると何処からか放送で音楽聞こえてきた。歩いている道中にはよくセンママがお茶をするテラス、下落が偶に掃除する窓達、おじさんがよく行き来する空間の狭間。
そんなお城を抜けた先には、年がら年中雨の降る海のような青い場所、暗く黒百合が至る所に生えており黒い茨で覆われている場所、血のように赤く沢山の真っ赤な足跡が残っている場所、何処も静かで放送の音楽が静かに響き渡る廃墟のような薄気味悪い空気を漂わせているのに何かがいた痕跡のある。そんな場所を歩いて行くと、黒い建物なのに黄色いランプが点々と付いてその灯りは確かにそこにあるように燃えているジメジメとした場所の寮部屋のような廊下を歩き、 とある一室に辿り着く。その部屋の近くに立て札があり、書いてある言葉を翻訳すると『情報管理室兼放送部』と読める。ノックを2回すると中に入れた。
キガ「僕の勘で嫌な感じがするから付いてきてくれる?放送部さんたち 」
その声が届いたのか、4人の人影が現れた。彼らはここの情報管理責任者でありながら趣味で放送もしている、周囲には『四つ子の放送部員』や『対象の個人情報を全て把握するヤバい組』とか散々言われている。要するに放送部=ストーカーってこと。四つ子の放送部員って言うほうは本人たちが否定してるけど。放送部員のこと教えて欲しいって?どうせ君たちは僕が言わなくても誰かが言うから分かるでしょ、僕はこれでも緊急事態なんだから
次男「あの自己肯定感皆無で自身の命をも厭わない……キガさんが頼み事とはいいネタになりそうですねぇ…」
三男「えぇ…この方が言うくらいなんだから絶対やべぇよ…断る理由はねぇけど。」
四男「ネタはいくらあっても困らにゃいのが放送部にゃよ、兄ちゃん達。それにぃ…おもしろそうだにゃぁ」
放送部の長男がスケッチブックに”了解”と書いて僕に見せてきた。
この放送部では長男は顔が広く信用もあるが声はでない記者、
次男は当たり前のように盗聴腹黒エンターテイナー放送委員、
三男はメンヘラ盗撮犯な技術開発者、
四男はありとあらゆるネット情報を所有している管理者、別名お猫様。
という個性満載達。なぜ彼らに依頼するのか?彼らはそれぞれ能力を保有しているが、四人でひとつの能力を使い歌うと意思の強い者の戦況を有利に進めることのできる能力を持っているから。これがなかったら僕はそもそもここに来ないし頼まないんだけど。
キガ「報酬とかいる?」
四男「結構だにゃぁ?お互いあのお方の下にゃんだから、にゃかよくしよーにぇ?」
次男「我々も仲良くしたいので、利害関係は不問といたしますよ」
三男「んなこといったらここにいるヤツらみんな該当すんだろ」
契約は完了ってことで、僕は時空の狭間を能力で溶かして開けた。え?下落みたいに開けないのかって?みんなそれぞれ開け方は異なるからに決まってる。おじさんやセンママも違う開け方してるし…空間に着くと嫌な予感がした。なんというか……仔犬が危なそう…これは緊急事態。仕事ほっぽり出して行かないと間に合わない、放送部連れてきてよかった
キガ「放送部、僕の仕事は置いといて緊急事態発生、別件の仕事。後方支援よろしく」
放送部「(面白いことになりそうだな/ですねぇ/にゃぁ)」






