ガシッ
「ぇ、…」
「いかせない!絶対に」
あいつのところに行こうとしたとき、ぼんさんが俺の手首を掴んだ。それにより、俺の足も止まった…
「500万?おんりーチャンにはもっともっと価値がある!それに、お前の所に行った方がまさに地獄だよ、おんりーチャンはここに居るから幸せになれる、だからッ」
「もういいんですッ!」
嬉しい…心の底からそう思った、こんなにも自分を褒めてくれる人なんか居ない…幸せだと思える場所はここ以外あり得ない、そんなのわかってる、でも…これ以上迷惑をかけたくないッ、…そう思い俺はぼんさんにそう言うと、
「よくないしょ?じゃぁ…この涙は何?」
「!?ッ、…」
言われて気づいた…人の前で感情を出すことなんか、もうやめてたのに、今まで感情を必死に殺してきたのに、…
もう、…自分はその瞬間きっと何かが解れたのかもしれない、…
「助けて、くだッさい、自分はここにッ居たいですッ」
そう言うとドズル社の皆が自分の方を見てニコっと笑ってくれた。
「どういうつもりだ!おんりー!人の殺し方も仕付けも全部が俺が教えてやっただろ!」
「悪いですけど、帰ってもらえますか?まぁでも、よっぽど戦いたいのでしたらこっちも手加減はしませんよ?」
と、自分の目の前にぼんさん、MEN、ドズさんが立って、横でおらふくんが自分を支えてくれた。
「っ、いいさ!そんなゴミクズあげてやるよ!産まれてくる価値もなかった底辺のにんげn ッ」
バンッ
銃声音とともにあいつは倒れた、ぼんさんが隠していた銃であいつの胸元を撃った、
「あーあ、やっちゃった、まぁいっか、ねこおじに後で片付け頼まないと」
「ぼんさんあまり汚さないでくださいよ、ここ俺が設計もして作った部屋なんですから」
「わかってる、わかってる。ほら、おんりーチャンもまだ傷治ってないでしょ、戻りな」
「はい、…」
正直さっき走ったからなのか、傷が最初からずっと響いて苦しい、目眩もしてくる、そのことに耐えていたことに、気づかれるなんて…
嗚呼、…やっぱり貴方は優しい
コメント
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え、好き
続き待ってまぁす