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「まだ三分の一」
「私はもう三分の二しかないと受け止める」
帰還の台座に座り込んでいたのは鈴木真琴。
「一週間後にはマッキーはまだ半分あると私には言う。でも私にとってはもう半分」
空にカウントダウンが見えるというギフトを持つ彼女はやつれていた。
「心配しないで目を閉じてればいい。なんならもっと急いで解決するよ」
巻木は海月と一緒に台座に上がる。
ワープゾーンを使い、他のゲートの様子を見に行くところだった。
「海月行くぞ。真琴さんのためにも急いでやろう」
海月と台座中央に立つと、視界が明滅して浮遊感が発生する。
「マッキーは急いでるつもりでも、私はもっと急いでと言いたい」
そんな真琴の見送りの言葉を聞きながらワープ。
巻木と海月は森の中にいた。
王都ゲートのワープゾーンだ。<***************
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