第25話 魔法のあり方
あの「ぼんやりした犯人たち」の正体が、人間ではなく魔法で生み出されたものだった――そしてそこに、「影」が関係している。
「――その感じだと、やっぱり犯人は影魔法の使い手で間違いなさそうなんだね」
そしてジェイドは、すでにそのことに気づいていたのではないか――そう思った理世。
(犯人が影魔法を使うと困る理由……か)
だがそれをハッキリとは言わずにいた理由を、戻ってきたジェイドを見ながら理世はぼんやり考えていた。
「……もしかして、何か変な勘違いしてない?」
「変な、って?」
「僕が、犯人の関係者なんじゃないか、とか」
「――え」
理世にとって思いもよらなかった言葉に、理世の目が限界まで丸くなった。
「そ、そうなの?」
「違うよ」
「な、なんだ……びっくりしたぁ」
心底ほっとして胸を撫でおろす理世に、ジェイドが苦笑する。
「よかった、そ***********
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