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kana
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《1日目夜》
―目side―
目「ふぅ…、」
0時になった。俺は部屋に置いてあったナイフを持って部屋の外へ出る。…俺の、人狼の時間だ。
部屋から出ると、もう1人の人狼も同時に出てきた。取り敢えず話し合いを持ち込み、食堂に移動する。
…
目「俺達が…人狼陣営、ですよね。」
?「…そうだね。」
目「…誰か1人、殺さないといけないんですよね、 」
?「…そうだね。」
目「殺さない道ってのは、ないんですかね…。」
?「ルールに書いてあったでしょ。俺達が殺さなかったら、全員死ぬ。」
目「…ッ、そう、ですよね…。」
?「殺るしかない。」
目「てか、さっきの投票の時、俺に指しましたよね…、舘さん。」
宮「人狼同士が指す事なんて基本ありえないでしょ。どうせ佐久間だと思ったから、安全なうちに目黒を指して、繋がってない感を出したかったの。」
目「…なるほど、」
…
―宮side―
最初、自分のカードを見た時は驚いた。まさかの『人狼』、相方は目黒。
正直、悔しい。折角の機会だ、目黒を殺せば全てが変わる、そう思ってたのに。仲間だったら殺せない。…俺、おかしいよな。すぐこんなゲームに順応して、目黒を殺す事を考えてる。
目「…で、誰に行くんですか。」
宮「…、」
誰に行けば良い?この場で目黒を殺すか?…いや、仲間を失うのは痛い。目黒が阿部の方に行くには…?
…そうだ、阿部が傷付いた時、目黒はすぐ阿部の異変に気付いて、寄り添う。これを利用しよう。阿部には悪いけど、阿部と仲が良い人を殺して、阿部を傷付けて、目黒をそこに向かわせる。そしたら、翔太は俺の所に来てくれる。
ごめんね、こんな醜い俺を許してね。
宮「…ふっかとか、どう?」
目「…ふっかさん、どうして?」
ふっかは阿部と同期で、仲が良さそうだし…。まぁ、そんな事言えないんだけど。
宮「今は確実に村人陣営を減らしたい。ラウは預言者だから確実に守られてるし、目黒は阿部の事、殺したくないでしょ?」
目「…。」
宮「残った中では1番抵抗しなさそうだし、」
目「…ッ、こんなの、やっぱりおかしい…!殺さない方法を考えませんか、やっぱり、」
バンッ
目「…ッ!?」
俺は目黒を壁に押さえ付けて言った。
宮「さっき言ったよね…?俺達が誰か殺さないと、皆死ぬの。目黒は死にたいの?死にたいなら、今ここで俺が殺してあげる。仲間を失うのは痛いけど、俺はその位の覚悟だよ?殺るしかないの。分かる?」
目「…分か、りました…、」
宮「一丁前にナイフ持ってきてるくせに、今更怖気付くなよ…、」
目「…、」
宮「俺だって、殺したくなんて、ないよ…。」
目「舘さん…、」
宮「ずっと一緒にやってきたメンバー達だよ?殺したい訳、ないじゃん。でも、佐久間は死んだ。このゲームは本物だよ、だったら…、殺るしかない。覚悟を、決めるしかない、」
目「…そう、ですよね。」
宮「…、」
目「…行きましょう。俺達が、争ってる場合じゃなかった。俺が、悪かったです。何としても、生き残りましょう。…自分達の為に。」
宮「…うん。」
…
宮「本当にふっかで良いの…?」
目「それ以外、もう考えられないんです。」
宮「分かった。」
暫く沈黙が続いて、気付けばふっかの部屋の前だった。
目「ここ…、」
宮「…着いた…。」
目「…開け、ますよ?」
宮「…うん。」
…
ガチャ!
深「…ッ!、人、狼?」
宮「そうだよ。俺達が、人狼。」
目「…。」
深「…何で俺?」
目宮「「…、」」
何も言えない。…ごめん、ふっか…。
深「何か、言ってよ…?」
ごめん、ごめん…。でもそろそろ、覚悟を決めなきゃ。
宮「目黒、ふっか抑えて。」
目「…分かりました。」
トコトコトコ、
深「…めめ?」
ガシッ!
深「ちょッ、離せッ!」
目「…舘さん!」
深「何で…?俺ら、メンバーじゃん…何で、何で泣?」
宮「…ッ、」
目「…舘さん!」
宮「…ごめん、ふっか、」
ナイフをもう一度持ち直して、ふっかの腹目掛けて勢いを付けて前に進む。
グサッ
深「ゔッ…、」
バタッ
深「…。」
宮「ハァ…ハァ、」
殺ってしまった。…もう、後戻りは出来ない。…ごめん、ふっか…。ごめん、ごめん…、
目「舘さん…。」
血で汚れた自分の手を見て、本当にこの道しか無かったのか、すごく後悔した。目黒の言う通り、殺さない道を考えても良かったのかもしれない。…でも、もう現実は変えられない。
俺の足元に倒れたふっかを見て言う。
宮「…目黒、これで、良かったのかな…泣?」
目「…これで、仕方がなかったんです泣、これで…。」
俺は目黒の手を握って言った。
宮「…目黒、絶対勝とう。勝って、ここを出よう。」
目「…はい泣、」
…
2時までに1人殺す、というミッションはクリアしたから、6時までは俺達の自由な時間。人狼以外は起きてこないし、会話を聞かれる事もない。
宮「…。」
目「舘さん、ごめんなさい。」
宮「…え?」
目「俺、さっき甘えてました。俺達が殺らないといけないのに…。結局舘さんに殺らせてしまったし、指示も舘さんが…。」
…目黒、真面目だな。
宮「まぁ殺すって決めたのは俺だし。…良いよ、」
目「舘さん…。」
宮「…目黒はさ、好きな人とか居ないの? 」
俺、何言ってるんだろう。…頭おかしくなったのかな、
目「…居ますよ。」
宮「やっぱりね、」
やっぱり翔太が好きなんだ…。違う事を少しだけ期待したのに。
目「えっ、バレてたんですか?」
宮「目黒分かりやすいもん、」
目「…まじかよ…。」
宮「まぁね笑、」
目「そういう舘さんはどうなんですか?」
宮「…俺?」
恋の相手に恋愛相談笑?まぁ良いか…。
宮「俺はね…居るよ。」
目「誰なんですか?俺、分かんないや、」
宮「…翔太。」
目「へぇ!」
…自分も好きなくせに。
宮「でもどうせ叶わないんだ。翔太には好きな人が居て、きっと両思いだから。」
目「そうなんですか…。本人に聞いたんですか?」
宮「ううん、でも、仲良いし、いつも一緒に居るの。」
目「えぇ、誰だろう…。」
…ムカつく。お前だよ、目黒。何で気付いてないの?それも演技?
宮「まぁ、目黒の事、応援してるよ。」
目「俺も、舘さんの事、応援してます。」
宮「…ありがとう。」
応援するって?俺達、敵同士なのに。
宮「そろそろ、戻ろうか、」
目「そうですね…。じゃ、おやすみなさい。」
宮「おやすみ。」
…
―目side―
舘さん、しょっぴーの事、好きなんだ。…両思いじゃん。
部屋に帰ってから、そんな事を考えていた。しょっぴーもよく俺に恋愛相談をしてくるんだけど、舘さんが好きだってずっと言ってた。…両片思い、か。
目「良いなぁ…。」
俺も阿部ちゃんと…は、無理か。返事貰えてないし。はぁ…。
…
人狼の事も考えないと。舘さんとは取り敢えず大丈夫そう。でも俺は恋人だから…、生き残るには人狼陣営が勝たないといけない…のかな。つまり舘さんには最後まで一緒に生きて、恋人が勝った瞬間に死んでもらわないといけないわけで…。
目「…しんど、」
折角協力してるのにな…。俺が恋人だってバレないようにしないと…。
目「…俺は、勝つ。」
阿部ちゃんが恋人だったら良いのにな…。そしたら2人で生き残れる。…そんな奇跡、起きないか…。
コメント
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舘様勘違いしてるし めめあべくっついて欲しい。
うわあああ夜の展開エグすぎる…😭💔 ふっかを♡♡♡と決めた時の宮と目の葛藤、悲しすぎて胸が締め付けられたよ…。 特に宮が「殺るしかない」って自分に言い聞かせてるのに、手が震えてる感じがヒリヒリ伝わってきた…。 しかもお互いに好きな人の話するシーン、切なすぎて泣ける…両片思いとか地獄じゃん😭💦 めめの「阿部ちゃんが恋人だったらな…」のとこ、願いが叶わないって分かってるから余計に苦しい…! 次どうなるのマジで気になる〜!