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始めに言います。
この話はアーリャと政近が2年生になって、
付き合ったあとの帰り道のお話です。
まだ原作だと1年生だし2人が付き合う所までは進んでいないので、
(勝手に付き合う前提にしてますけどあの2人きっと付き合いますよね??いや、付き合ってくれないと泣きます。泣)
あとあくまで私の妄想なので解釈の一致・不一致があると思います。
すべて許せる方のみこの先に進んで読んでくださると嬉しいです!
※ちなみに選挙戦については一切触れてません!
ーアーリャのクラスの教室にてー
政近「おーい、アーリャ?まだいるか?」
アーリャ「あ…ま、政近くん…」
政近「おう!アーリャ、まだいたか」
アーリャ「どうしたのよ、急に。何か用事?」
政近「あぁ、いや…。特にその、大事な用事ってわけでもないんだが」
アーリャ「じゃあどうしたっていうのよ」
政近「その…一緒に帰らないか?」
アーリャ「え…えっ!?ま、政近くんがどうしてもって言うなら?まぁ、いいわよ?(指で髪をくるくるしながら)」
政近「よかった。じゃあ一緒に帰ろうぜ。」
アーリャ「あ…えぇ。準備をするから、ちょっと待っててちょうだい。」
政近「おう。」
アーリャ「そ、その…。立って待ってもらっているのはなんだか申し訳ないし…隣の人の席にでも座って待っていてくれないかしら。」
政近「わかった。借りることにする。」
アーリャ「えぇ。そうしてくれると助かるわ。」
政近「…………………。なんかこうしてると、1年の時を思い出すな。」
アーリャ「ん…?えぇ、たしかに、そうね。去年のことなのに、すごく懐かしく感じるわ。」
政近「今年はクラス、違ったもんなぁ。」
アーリャ「そうね…。あ、なぁに?もしかして私と同じクラスがよかったのかしら?」
にやにやといたずらな笑顔でアーリャは言った。
政近「っ!?いや…まぁ…同じ…だったら、嬉しかったかも、な」
アーリャ「…!?ま、政近くん…?今日、何か悪いものでも食べた…?」
アーリャ「Ну, я был бы счастлив, если бы со мной было то же самое…(訳:まぁ私も、同じだったら嬉しいけど…)」
政近(おいおいアーリャさん心臓に悪いですって…。嬉しいけどさぁ…)
政近「悪いもんなんて食べてないわ!…で、今なんて?」
アーリャ「わ、私もそう思ってあげてもいいわよって言っただけよ…」
政近「!?お、おう…そうか…そう言ってくれて、嬉しい、ぞ、俺は…」
アーリャ「…政近くん、嘘ついてない?本当に何か悪いものでも食べた?」
政近「おいおい失礼だなアーリャさんよ…食べてないって言ってるじゃないか」
アーリャ「そう…ならいいんだけど?」
政近「そういや、そろそろ準備、終わったか?」
アーリャ「あ、ええ。長く待たせちゃって、ごめんなさいね。」
政近「いや、全然大丈夫だ。…じゃあ、行くか。」
アーリャ「えぇ。行きましょう。」
ー靴を履き替えて昇降口を出るー
しばらく歩いたところで、政近は言った。
政近「その…だな、アーリャ、俺達、付き合ってる、しさ」
アーリャ「っ!…え、えぇ…まぁ、付き合ってる、わね…?」
政近「そ、そうだよな。だから…手、繋がないか…?」
アーリャ「え!?ま、政近くん…っ!?」
政近「あぁ、いやその…アーリャがまだ嫌ならいいんだが…」
アーリャ「あ…いや、その…そんなこと…は…」
政近「…っ。あぁもう…!手、繋ぐぞ!」
アーリャ「へ!?ま、政近、くん!?」
政近「俺が繋ぎたいから、繋がせてくれ…」
アーリャ「…Масачика-кун такой милый…(訳:…政近くん、かわいい…)」
アーリャ「Но я этого не ожидал…Мне так неловко, я не могу смотреть Масатике в лицо…(訳:でもこんなの予想してなかった…恥ずかしくて、政近くんの顔、見れないわよ…)」
政近「!?ア、アーリャ…な、なんて言ったんだ?」
アーリャ「恥ずかしいけど、嬉しい、って…言った、のよ…」
だんだん声を小さくしながらアーリャはそう言った。
政近「アーリャ…なんか、素直だな?」
アーリャ「う、うるさいわね!手放すわよ!それか突き飛ばす!」
政近「おいおいやめてくれ…。」
アーリャ「じゃあ、素直に何も言わず、繋いどきなさいっ!」
政近「あ、あぁ…。その、じゃあ、アーリャ、このまま送ってく…ってことで、いいか?」
アーリャ「…えぇ、ありがとう。お願いするわ…。」
アーリャ「あ、政近くん…」
政近「ん?どうした、アーリャ。」
アーリャ「я люблю это(訳:好きよ)」
政近「あぁ…俺も…」
アリサに聞こえない声で、政近は答えたのだった。
ーおわりー