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𝕔𝕠𝕔𝕠
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あり
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ー逃げ道は君になった。ー
🩷佐野勇斗 攻
💛吉田仁人 受
🤍山中柔太朗
❤️曽野舜太
💙塩﨑太智
〜夏休み初日〜
目覚ましの音で目を覚ます。
いつもなら急いで制服に着替えて、
学校へ向かう時間。
でも今日は――
学校がない。
💛「……夏休みか。」
ベッドの上でスマホを手に取る。
特に予定もない。
去年までなら、
夏休みなんて暇なだけだった。
友達と遊ぶこともほとんどなくて、
家でゲームをしたり、勉強をしたり。
そんな毎日だった。
でも今年は――
ピコン。
突然、スマホが鳴った。
画面を見る。
グループLINEができていた。
🩷『今日暇な人ー?』
送られてから、数秒後。
💙『暇ー!』
❤️『俺も暇やで!』
🤍『暇。』
次々と返信が来る。
俺は少し迷ってから、
💛『俺も暇です。』
と送った。
すると、すぐに勇斗先輩から返信が来た。
🩷『じゃあ集合な!』
💛『どこに?』
🩷『いつものとこ!』
……いつものとこ。
それだけで、どこか分かってしまった。
あの日から俺らは駄菓子屋に
毎日通っていた。
だからなんとなくわかった。
俺は少し笑って、
💛『分かりました。』
と返信した。
〜放課後……ではなく、昼過ぎ〜
俺が駄菓子屋に着くと、
すでに4人が集まっていた。
💙「仁人!遅いで!」
💛「……まだ集合時間じゃないですよ。」
💙「細かいことは気にせんでええ!」
❤️「太智、早く来すぎなんやって笑」
🤍「……俺も結構待った。」
💛「柔太朗まで……。」
すると、
勇斗先輩が笑いながら近づいてきた。
🩷「お、仁人来た!」
💛「こんにちは。」
🩷「夏休み初日から会えると思わなかったわ。」
💛「……先輩が呼んだんじゃないですか。」
🩷「そうだった笑」
そんな会話をしながら、
5人で駄菓子屋に入る。
店内にはいつも通り、
色とりどりのお菓子が並んでいる。
💙「これ買お!」
❤️「またそれ?」
💙「うまいんやからええやん!」
🤍「……俺、これにする。」
💛「俺は……これ。」
俺が手に取ったお菓子を見て、
勇斗先輩が同じものを手に取った。
💛「……なんで同じの買うんですか。」
🩷「いいじゃん。」
💛「……。」
🩷「仁人が選んだやつ、美味しそうだったから。」
💛「……そうですか。」
なんだか少しだけ、恥ずかしい。
俺は誤魔化すように、
お菓子をかごに入れながら、
勇斗先輩から視線を逸らして、
周りのみんなを見た。
舜太は何を買おうか
悩んでいる表情だった。
太智は俺らをニヤニヤした顔で見ていた。
柔太朗は、勇斗先輩を睨んでいた。
……なんで睨んでるんだろう。
ちょっと怖かった。
駄菓子屋の外に出て、
5人でお菓子を食べながら話していると、
💙「そういやさ!」
太智が突然声を上げた。
💙「来週、夏祭りあるやん?」
❤️「あー!あるな!」
💙「みんなで行かへん?」
🤍「……いいね。」
🩷「俺も行きたい。」
4人の視線が俺に向く。
💛「……俺も、行きたいです。」
そう答えると、
勇斗先輩が嬉しそうに笑った。
🩷「よし、決まり!」
💙「絶対花火見よな!」
❤️「屋台もいっぱい回ろ!」
🤍「……楽しみ。」
みんなが話しているのを聞きながら、
俺も少し笑った。
夏休みが始まったばかりなのに、
もう楽しみな予定ができた。
💙「あ、そうや!」
太智が突然、
何かを思い出したように声を上げた。
💙「せっかくの夏祭りやし、浴衣着ていかへん?」
❤️「浴衣?」
💛「……俺、持ってないけど。」
💙「じゃあ買いに行こ!」
❤️「ええやん!俺ら三人で浴衣着よ!」
結局、俺たちはそのまま
浴衣を買いに行くことになった。
店に入ると、色々な浴衣が並んでいる。
💙「俺これ!」
太智が手に取ったのは、
かなり派手な青色の浴衣だった。
💛「……派手すぎない?」
💙「祭りやで?これくらいがええやろ!」
❤️「太智らしいな笑」
俺が浴衣を選んでいると、
🩷「仁人、これ似合いそう。」
勇斗先輩が一着の浴衣を手に取った。
淡いピンクと水色で、派手すぎない。
💛「……これ?」
🩷「うん。仁人っぽい。」
すると、柔太朗が
白地に金色の柄が入った、上品な浴衣
を持ってきた。
🤍「……俺はこっちの方が似合うと思う。」
🩷「……いや、こっちじゃない?」
🤍「こっち。」
🩷「いや、絶対こっち。」
🤍「……仁人くんは、こっちの方が似合う。」
🩷「俺の方が仁人のこと分かってるから。」
🤍「……それは関係ない。」
💛「……。」
なんで俺の浴衣で揉めてるんだ。
💙「おー、始まった笑」
❤️「どっちが仁人に似合うか勝負しとるん?」
🩷「勝負じゃない。」
🤍「……うん。」
💙「めっちゃ勝負に見えるけどな笑」
俺は二人が持っている浴衣を見比べる。
どちらも似合いそうだけど――
そのとき、
舜太が一着の浴衣を持ってきた。
❤️「……あ。」
💛「これ?」
❤️「うん。俺はこれが一番似合うと思う。」
それは、派手すぎず、
落ち着きすぎてもいない薄い黄色の
浴衣だった。
💛「……じゃあ、これにする。」
🩷「え。」
🤍「……。」
💙「舜太の勝ちやん笑」
❤️「やった!」
💛「……何の勝負だったんですか。」
🩷「……別に。」
🤍「……。」
二人とも少しだけ不満そうだった。
俺はそんな二人を見て、
思わず笑ってしまった。
……なんだか、
今日はいつもより騒がしい。
でも――
こうやって誰かと笑える夏休みが、
少しだけ嬉しかった。
コメント
3件
山中さんと佐野さんは吉田さんの事好きなんかな?
夏休み初日からみんなで駄菓子屋とか、青春すぎて泣ける〜!!💛 浴衣選びで勇斗先輩と柔太朗が仁人くんを巡って火花散らしてるの、めっちゃ推せる! でも舜太のセンス光った薄い黄色の浴衣、タイトル通りでエモかったです♡ 夏祭り楽しみすぎる! 自分夢の中さん、素敵なエピソードありがとうございます🌸