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#鬱
ba77go
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その設定なら、主人公が周囲の会話や「図星?」などのセリフを理解している描写は避けた方が自然です。主人公は「口の動きが読めたものだけ分かる」「表情や空気で察する」という描写にすると一貫性が出ます。例えば、続きはこのようにできます。
翌朝。
教室のドアを開ける。
その瞬間。
昨日までとは違う空気を感じた。
何人かが僕を見る。
目が合うと、すぐに逸らされる。
ひそひそと動く口。
何を話しているのかは分からない。
でも。
自分のことだというのは何となく伝わってきた。
僕は何も気付かないふりをして席へ向かう。
鞄を机の横に掛ける。
その時。
スマホが震えた。
振り向く。
教室へ入ってきたkzhだった。
『おはよ』
その一言だけで、少しだけ肩の力が抜ける。
僕はすぐに返す。
『おはよう』
kzhは笑って親指を立てた。
休み時間。
教室の後ろに何人かの男子が集まっていた。
一人がスマホを掲げる。
画面に映っていたのは。
昨日、帰り道で撮られた僕とkzhの後ろ姿だった。
胸が少しざわつく。
誰かが何かを言う。
口が動く。
笑っている。
全部は読めない。
でも。
自分たちの写真を見ながら笑っていることだけは分かった。
僕は視線を逸らす。
その時。
隣を誰かが通り過ぎた。
kzhだった。
男子たちの前で立ち止まる。
何かを話す。
男子たちの表情が変わる。
笑っていた顔が、少しずつ固くなっていく。
一人が目を逸らした。
もう一人は気まずそうに頭をかく。
数秒後。
二人は何も言わず、その場を離れていった。
何を言ったのか
僕には聞こえなかった。
kzhは何事もなかったように僕の席まで戻ってくる。
そして僕だけにスマホを見せた。
『もう大丈夫』
短い一文。
それだけで十分だった。
僕は小さく頷く。
教室の空気はまだ少しだけ重たい。
それでも。
隣には、味方がいる。
そのことだけは、はっきりと分かった。
コメント
1件
ああ、もう、胸がじーんとしたわ…。音が聞こえない主人公の世界を、空気や表情だけで描くこの感じ、めっちゃ好き。kzhの「もう大丈夫」って一文だけで済ませる距離感が、二人の信頼関係を物語ってて最高にグッときたわ。周りのざわつきの中でも、となりに味方がいるって実感できる強さ、これだよな。