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ここは..?
私は周りをゆっくりと みわたす。
綺麗な鮮やかな色な空に 白くて綿菓子のような雲が浮かんでいる。
なんだか、すっごく居心地がいいな…
ずっとココにいたい…
「あなたが…あなたが雫さんですね。」
!?
どこからの声?
キョキョロ見渡しても、誰もいない。
「上ですよ。上。」
上を見ると…
思わず叫んでしまう。
え、え、?
ここは..どこなの?
「ココは天国です。」
て…天国?
天国か…ってこれは夢をみてるんだよね…
「夢じゃないですよ。」
「な、なんで 私が思ったことが分かるんですか?」
「天使ですから」
「て…天使…」
ど、どういうこと..?
「雫さんは自殺して、この天国にやってきたんです。」
自殺…!!
あ!!!そっか!!!思い出した!!!
+++++++++
これは数時間前のこと…
「おバカさん☆ 洗濯機の中に入って?(^▽^) 」
私、現実では 恐ろしいほどのお母さんに虐待というか…イジめられていた…
「いや…いや..!!」
「はあ?お母さんの言う事聞けないの〜?笑 バカね、クズね、笑 」
お母さんが笑う。
すると、私の髪を掴み、そのまま洗濯機に放り込まれた。
「やだ!!!やだ!!!!!!!!」
私が叫んでも、お母さんはニヤニヤした目つきをしながら、洗濯機のドアを閉めて、そのまま洗濯機を起動させた。
私は車酔いがしやすいから、洗濯機の中でたくさん、ゲ◯を吐いた。
すごく頭がくらくらする…
苦しい..
誰かたすけて…
なんでもするから…
1時間後くらいに、やっと洗濯機が回るのを収まった。
私は そっと洗濯機のドアを開けて、こっそり裏庭から出る。
裸足にも構わず、とにかく逃げた。
もう、こんな人生は嫌だよ…
私はとにかく…とにかく逃げて、山の方へ登った。山の下を見下ろすと たくさんの石があった。
ここを飛び降りたら死ぬのかな…
こんな人生はやだ..死ぬ方がマシ。
楽になりたい。
私は無意識に転落して そのまま 死んで…
+++++++++
それで天国にいるんだ。
じゃあ、自殺は成功したんだ…!!!
「雫さん。辛かったね。まあ、でもココにいたら、もう安心だよ!!」
「…..うん」
「それで、雫サン。あなたは神様になってもらいます。」
…え?
どういうこと…?
end