番外編、めっちゃいいねきてた〜!!!!
めっちゃ嬉しいっす。
ありがとうございます!!
今回はshp視点ではなく、rbr視点です!!
所謂shpくんが来る前のお話です。
良かったらいいね押してください!
rbr→『』 他の人→「」
𝑠𝑡𝑎𝑟𝑡
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【sha side】
俺は今、ゾムとコネシマの3人で神社に来ている。
この神社は俺らが小学生の頃からあった神社でよく遊んどってんけど、数週間後取り壊される事が決定したらしい。
だから、3人でお参りでもしようって事で来たのだが…なんかめちゃくちゃ視線感じるんやけど?
sha「え、なぁ、視線感じひん…?」
kn「視線?んなもん感じひんけど…」
zm「ゲームのやり過ぎちゃう?w」
sha「はぁ?な訳ないやろ!」
でも確かに視線を感じる…
神社の横の大きな木の辺りから…
気になった俺はチラッと木を見てみた。そこには…
sha「誰や?」
オレンジのボロボロの服を着た小さい子どもが座ってこちらを見ていた。
zm「ちっさいなぁ…」
kn「小学生か?」
そんな事を言いながらももうすぐ17時半。
小学生はそろそろ帰らないと危ない時間だ。
そう思った俺は小さい子に近づいていった。
小さい子は「天」と書かれた布を被っていて顔がよく見えない。でも近づく俺に警戒してるみたいだった。
sha「僕〜?そろそろ帰らないとお母さんたちが心配するよ〜?」
できるだけ優しい声で言う。
だけど、返事は予想と違ったものだった。
『うるせぇ男女!』
後ろではゾムとコネシマが笑ってるのが分かる。アイツら後でしばく💢
というか男女とは俺の事やろか。まぁ確かによく見た目で間違われるけど…
そう考えた瞬間、グルルルルルルと誰かのお腹が鳴った。
zm「シッマ、腹減っとん?」
kn「いや、俺ちゃうで」
2人でそんな話をしている。そして、俺でもない。てことは…..
前を向くと小さい子の顔が赤くなってるのが分かった。こいつか。
sha「ほら、お腹鳴っとるやん。家帰ってご飯食べ?」
だけどそいつは予想外の返答を言った。
『帰る家なんてないわ!!捨てられたんやからな!』
…え?帰る家ない?捨てられた?マジで言ってる?こんな小さい子捨てるなんて親の頭腐っとんねんな…でも放っとく訳にも行かへんしなぁ…
zm「とりあえずうち、連れて帰ったらええんちゃうか。トントンたちなら何とかしてくれるやろ」
kn「そやな!!ほら、行くぞ!」
sha「はい、迷子なったらあかんから手繋ぐで」
『はぁ!?迷子なって泣くような歳ちゃうわ!!』
こいつはホンマに自分の年齢理解しとるんやろか…
とりあえず小さい子を家に連れ帰り、トントン達に事情を話した。
tn「なるほどなぁ…とりあえず君、自己紹介だけしてくれへんか?」
『…..』
人がいきなり多くなってビックリしたんやろか。黙ってもた…
まぁビビるのもしゃーない、なんせ俺らいれて8人おんねんからな。
ci「自己紹介のやり方分からんの?俺が教えたろか?」
この中で最年少のチーノが言った。
チーノ…ちゃうで。多分そういう問題じゃないねん。
『…..ロ』
tn「ん?」
『ロボロや』
ut「ほ〜ええ名前しとんやん」
tn「ロボロか。何歳なん?」
『15』
sha「…………………え?」
皆驚いた顔しとる。
『やから!!15歳や言うとるやろ!!』
最年少のチーノが16…チーノよりも年下かぁ…
ちゃうねん!そういう問題じゃないねん!!!15でこの身長…?130ある…?
kn「お前、ホンマに15か〜?ほんとは8歳とかやろ!」
『誰がそんな嘘つくねん!』
tn「まぁまぁシッマ、ビックリするのも分かるけど…」
「んじゃあ、ロボロ。とりあえず夕飯出来るまでまだ時間かかるから…そやな、シャオロンとでも風呂に入ってきぃや。」
sha「俺!?」
tn「ロボロが着れそうな服、持ってっとくから」
『…何であいつと入らなあかんねん。』
こいつ…いかにも嫌な顔しやがって。
tn「まぁええやん、ほらシャオロン風呂入ってきて」
sha「はいはい、」
「ほら行くでロボロ」
『…はい』
即座に服を脱ぎ、髪を洗い、身体を洗い、風呂に浸かる。
あったかいな〜風呂最高…
だが、俺は1個だけ気になった事があった。
ロボロの身体にある大量の痣…
sha「なぁ、この痣どうしたん?」
聞くと、ロボロは一瞬ビクついてから言った。
『何でもええやろ…』
いやいや、何でもええ訳ないやろ…という言葉は飲み込んで、とりあえず手当てする為に風呂をあがる。
リビングに戻ってからエミさんに手短に話し、ロボロの身体の手当てをしてもらう。
本人も分からなかったらしいが、左手の人差し指とかは折れていたらしい。
ロボロが言いたい時に言えばいい、俺らが無理やり聞き出す訳にも行かないという事で俺らは飯を食って、ロボロは俺と一緒に寝る事になった。
【rbr side】
ふと時計を見ると、朝の1時半。
いつもならまだ起きて勉強しているところだ。
だからまだ眠くない。
隣ではシャオロン?が気持ちよさそうにすやすや寝てる。
こいつに言ったとおり、俺は親に捨てられた。
理由は簡単。俺が出来損ないだった。
俺の両親は有名な大学教授だった。両親は俺にいい成績を求めた。
そりゃ小さい頃は出来てたよ?小学生の間はね。でもどんどん勉強は難しくなっていく。成績は下がっていく。そしたら何が増えるか?簡単。
「俺の息子なのに何故こんなのも出来ないんだ」
「足りない。睡眠時間を削ってでも勉強に取り組め。」
これらはまだマシ。
酷い時は300ページをゆうに超える問題集を解き終えるまで部屋から出てくるなとかあった。
自分のやりたい事も出来なかった。
部活にも入れなかった。習い事もしたことなかった。俺の話も聞いてくれなかった。
途中から成績関係なかった。俺は良いストレス発散道具だった。身体が小さい為、力も弱い。
俺が親に反抗する術など残されてなかった。
だから、学校では出来るだけ普通でいようとした。
でも身長が人一倍小さい事や、体育の着替え時間に痣を見られたことから学校でのいじめが始まった。
暴力暴言、物は壊されるし、上履きは隠される、水はかけられる、真冬にはプールに落とされる、トイレの便器に顔を押し付けられる…他にも色々ね。
14歳の秋…つまに中2の二学期から学校を拒否した。
あんな地獄の中に自分から突っ込んでいくのは馬鹿だと感じた。
同時に俺は顔を隠すようになった。
人の視線が怖いから、人と目を合わせるのが怖いから…。
まぁその代わり、家での暴力が酷くなったけどね。
一応高校受験はやったよ?通信だけどね。
親は許さなかった。殴って蹴って暴言吐いて…散々俺をいたぶってから俺を捨てた。
そう、あの神社に。1週間くらい前にね。
考えてみると、壮絶な人生やなぁ…
風呂入る時も正直怖くて、シャオロンの顔は出来るだけ見ないようにした。
まぁ何もして来なかったけど。
ほんで…ここの人ら、皆優しいねんな〜…
飯も食わせてくれるし、手当てしてくれるし、風呂も入らせてくれるし…
これが今まで俺になかった当たり前か…
ふとシャオロンの腕の中に入りたくなった。
この人、すごい綺麗な顔立ちしとるよなぁ…
男か女か分からんくなるわ…
そう思いながらシャオロンの腕の中に入る。
少しでも人肌に触れたかった。
温かい腕の中に入りたかった。
sha「ん…..」
シャオロンが寝返りを打つ。
ヤバいかなって思った瞬間
シャオロンは俺を抱きしめた。
sha「どしたん…?」
「寂しいんか〜…..?」
こいつ起きとったん!!??
思わず顔が赤くなる。
『別にそんなんちゃうし…』
素直になれへん俺。
sha「素直ちゃうな〜…」
あーあ、ほら、言われた。
sha「ロボロの家で何があったんか、知らんけどさ…ここでは何も怖いことないからさ」
「素直になってええんやで」
「強がっててもええけど、皆優しいから何言うてもある程度は何とかしてくれるで」
まだ何か言ってたと思う。
でも、シャオロンの声が優しすぎて途中から眠くなって寝た。
そして、俺は決めたんや。
sha「ロボロ〜?朝やぞ〜起きろ〜」
『ん…』
いつの間にか朝になっていた。
あぁ、そうや。俺は言わなあかんことあるんやった。
『…皆ってもうリビングおるん、?』
sha「おると思うで〜」
「行くか」
『うん』
ガチャッ
リビングよドアを開ける。
皆いっせいにこっちを見る。
各々挨拶をする。
俺はと言うと…みんなの前にたつ。
そして言うんだ。
自分の願望を。
俺の願望が叶って数年。
トントンが小さい男の子を拾ってきたんや。熱中症で倒れていたらしい。
どんな子かはあんまり分かってない。だって今はトントンのベッドですやすや寝とるんやから。
_𝙚𝙣𝙙_
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ハートたくさんきますように!!!!!
コメント
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やっば、超すごい え、めっちゃ良き、大好き、 強がってるのマジで良いわ〜 主様ありがとうございます
まさにGod
さすがろぼろさん!!!!!!!! だからしょっぴくんのことわかってたのか……