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困惑しながら見つめている中、謎のラブコメ空間が形成されていた。
どうしよう……このままだとまずい気がする。というより普通にヤバいと思うんだ。この二人には常識とか通用しないタイプの人間だからこれ以上関わりたくないっていうかさっきから鳥肌止まらないもん。
白「兎川さんは普段何をされているんですか?」
兎「私は服のデザインをしてるんですよ!と言ってもまだまだ勉強中の身なんですけどね」
白「すごい!夢に向かって頑張ってるんですね!応援していますよ」
兎「えへへ、照れちゃいますね〜」
白「ふふ、ほんとうに可愛いですね兎川さんは」
兎「えへへ、もっと褒めてください!」
白「もちろん、いくらでも褒めてあげますよ」
兎「やったー!」
ダメだこいつはやくなんとかしないと……このままだと大変なことになる気がする。っていうかさっきからめっちゃ視線感じるんだけど気のせいですかね?ほら今もじーっとこちらを見つめている女がいるわけですよ。その目つきはとても鋭くまるで親の仇を見るかのような感じで睨みつけてくるというかとにかく凄まじい形相で見てきてるんだけれども。めちゃくちゃ怖すぎませんか?これ絶対ヤバいでしょ……。
兎「あーっ!巴さん浮気ですか!?許さないですよ!」
白「違うのよ兎川さんこれには深い訳があるのよ……」
「修羅場キター……(ボソッ)」
白「誤解しないでくださいね兎川さん。私は別に彼女のことを嫌いになったとかではないのですからね」
兎「そうなんですね!良かったですぅ〜」
「ほっ……」
白「むしろ逆よ。大好きすぎてどうにかなりそうなくらい愛しています」
兎「きゃあああ!!!素敵ぃ〜!!!」
「もうダメだこれ、頭がおかしくなりそうだ」
白「兎川さんとは気が合いそうね」
「私は気が狂いそうです」
兎「また会いましょうね!」
「はい、では失礼しますね〜」
「やっと帰ってくれた……」
白「兎川さんって明るい人でしたね」
「疲れただけのような気もするけどね」
白「あんな感じの子苦手ですか?」
「苦手というよりどう接したらいいかわかんないというか……まあ苦手かもしれない」
白「そっか、じゃあこれから慣れていきましょうね」
「うん、頑張ろうね」
白「さて、せっかくだし料理を作りますね。何食べたいですか?」
「えっと、なんでもいいよ」
白「というわけで今夜は私の家で女子会を開きましょう。もちろん兎川さんも来てくださいね」
兎「やったー!楽しみだなあ!」
「はあ……仕方ないか」