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「ひ、日真ぁ……どこ行くのぉ……」
「トイレだよ。」
「わ、私も行く……」
同じ日々の繰り返し。
「日真っ!これ楽しいね!」
「そうだね支那。」
支那が見せる笑顔だけが私の幸せ。
でもね支那、
約束は破っちゃダメなんだよ。
「支那、」
「なぁに?」
「これ美味しいから飲んでみて?」
「うん!」
支那、人のこと簡単に信用しちゃダメなんだよ。
「んん……なんか眠くなってきちゃった……日真ぁ布団借りてもいーい?」
「いいよ。」
良かった、薬効いてる。睡眠薬ってすごいなぁ……。
「……支那、ずっと一緒だよ。」
支那の首細いなぁ……。でも絞めやすいからいいかも。
「……支那、約束を破るからこうなるの……。次は気をつけてね。」
……あ、もう息してないね。
これで……
支那は私だけのもの……!
〜△✕ヶ月後〜
『17歳の女子高生、坂野支那さんが数ヶ月前から行方不明となっています……警察は事件として捜査を続けて……』
ラジオから流れる愛しの人の名前。
見つからない女子高生。
私の部屋にいるのは私の愛しの人。
私は今日も話しかける。
「__支那……愛してるよ。」
ここまで読んでくださりありがとうございます!
これにて『親愛なる君を消したい』完結です!
これは番外編を作らない予定なのでよろしくお願いします
ぜひこれから出る作品、前の作品も呼んでくれると幸いです!(フォローしてくれるともっと嬉しいなぁ……)
ではまたどこかで会いましょう!マタネ!