テラーノベル
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昨日の雨とは思えないほど空は晴れ、今日も見回りのために歩き始める
ヴァイス「あ、虹発見!!」
子供みたいに虹に指を指してシュヴァルツに教える
シュヴァルツは少し呆れつつ、ヴァイスの話を聞く
「…なんで虹ってできるんだろう…」
ボソッと小さな声で虹を見ながらそう呟く…隣に座っている黒髪の女の子は少し考えて答える
「あ〜…空気中に漂っている水の粒に光が当たって、屈折や反射で虹に見えるんだって」
分かりやすく説明すると、白髪の少女は「そうなんだ…」っと小さな声でそう答える
ヴァイス「お、あれは……」
目を光らせて2人に近づく…
ヴァイス「ゆずちゃん&レモンちゃん!!」
2人に話しかける…2人は気が付き、同時に顔を上げる
レモン「おぉ!!これはこれは…!!」
胡散臭そうな笑みを浮かべ、手を合わせてヴァイスに近づく
ヴァイスは少し驚き、後退りしてしまう
レモン「ヴァイスさんではございませんか!!貴方に逢いたくて私は…」
嘘の言葉を並べながら、話しかけるが…
ゆず「レモンちゃん、なんでそんなに嘘をつくの…??」
すぐに見破ってストレートに話しかける…レモンは「ギクッ……」っと声を出し、ゆずを遠くに離れさせる
レモン「いいですか…これは商売ですよ…簡単に言わないでくださいよ…」
ゆずを説得しようと冷や汗を流しつつ、言葉を並べるが…
ゆず「どうして商売するの?お金に困ってるの?貸そっか?」
ゆずには通じない…なんなら財布を出して、お金を渡そうとしてくるが、「いらないです!!」っとすぐに断る…額に手を当てて呆れる
レモン「ったく…これからゆずさんは…もうそこにいてください…いいですね?」
レモンは無理やりゆずを納得させるようにそう言うが…「どうして?」っと帰ってくる
レモンは頭を悩ませながら答える
レモン「あ〜…えっと……ともかく…!!そこに居てください…!!いいですね!?」
レモンは投げやりになり、ゆずをその場に立たせる…聞き分けはいいため、ゆずは頷き、その場に立って待つ
レモンは一咳付き、ニカッと笑い、
レモン「いやぁ!!すみませんね!!少し邪魔が……」
続けて言おうとするが、ヴァイスが居ない…このことを勘づかれてしまい、逃げられたと確信したレモンは悔しがる…
レモン「くそ!!逃げられた…!!」
悔しがるレモンを遠目で見つめるゆず…__
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