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カキン!キーン。鉄と鉄がぶつかってモスキーオンが聞こえる。耳がいたい。でも兄の息づかい、父の余裕のなさが見てわかる。不思議だ。二人からは50メートルほどしか離れていない。けれどもっと遠く感じる。1キロよりも10キロよりも100キロよりも宇宙よりも…。「兄様~!父様~!がんばって~!」母とベルンの声で気が戻される。しっかりしろ僕。 おまえは兄様のあとを追ってマラリの人生を救うんだから!しっかり、しろよ…。
気づけばもう2月。あのあと兄様は負けてしまって友を連れては来なかった。残念だ。この時、兄の友を見てみたいと願っている自分がいることに気がついた。今気づいても遅いのに…。しっかりしているだろうか?来月からは僕も兄様と同じ学園に行く。そのためには、しっかりしてもらわないと!そういえば攻略対象って誰だっけ?えーっと確か…。
3年 3人
2年 3人
1年 2人
だったはずだ。名前は、わすれた。てゆうか多くね?これでハーレムルートあるのが驚きなんだけど。だって一週間制にしたって1人余るよ?そして兄様をめぐって血の争いが起こるんだ!キャー。…なにやってんだろ。なんか悲しくなってきた。なーんてこといまはどうでもよくて、とにかく顔を合わせないことを祈って頑張ろう。顔合わせなきゃこっちのもんよ!
この時の僕の考えは甘々だった。はちみつよりも100000倍くらい甘かった。..キーン。ビクッ。ビックリした~。この音は、剣か。たぶんベルンだろう。ベルンはあのあと剣の魅力にどっぷり漬かった。今では剣大好きっこだ。そのせいで少し筋肉がついてエロっぽい。…あぁだめだめ。そんなことばれたらベルンに飲み込まれる。
「誰に飲み込まれるんですか?お兄さま♡」
「うわっ!ベルン。口に出てた?」
「うん!」
この笑顔は前のまま。現実逃避したい。
チュ。
「…ベルン?」
「はい!お兄さま」
「あのね、キスってそう簡単にするもんじゃないんだよ」
「知ってますよ?」
知ってるんかーい。つっこんだ僕は悪くない。
「なら、そんなにホイホイやっちゃダメだよ?」
僕は怖がらせないよう、プクっと頬を膨らませ怒ってみた。
「…お兄さま、その顔、誘ってます?」
「えっ?ちょベルン?どこさわって..//」
「だって僕、たくさん我慢してきました♡」
そういって僕の服の中に手を突っ込んできた。そして手で突起をグリグリしている。
「んっ//ヤバい///」
「気持ちぃ//?」
「ねぇっ//ちょっとまって///」
「でも、ここでやめたらお兄さまのどうする?」
そういって僕の息子を握った。
「はぅ//やぁ、やぁだぁ//」
「ねぇ、お兄さま//」
「なぁに//?」
「僕にセックス、教えて?♡」
!なんてこと。
「でも、16になってからっ、」
「そんなの!もう、待てないよ♡」
ちょっと待ったー!
バーン
「そのセックスちょっと待った!」
「ルリ!」
あぁ
救世主ルリ様!どうか我をお救いください!
「マラリさまの初セックスは私がもらう!」
「…なぁーんでそうなる!!!!」
あぁ神様、ぼくにマラリに平和の3文字は無いのでしょうか…。