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「エレノアさん、ありがとうございました」
「いえ、研究員の皆様の協力がなければ、全ての任務を完遂することは出来ませんでした。こちらこそありがとうございました」
花の蜜の原因を突き止めた後、本来の任務である月の明かりで光る花の情報共有を終えた私はお世話になった研究員に頭を下げた。
ギリギリにはなってしまったけど、これで安心してセインテニアに帰ることができそうだと、片づけを始めようと散らばった本に手を伸ばした時、研究員の1人が私の手を掴んだ。
「行ってください。ここは私たちがやっておきますから」
「え?」
「結婚の儀は王座の間で行われています」
「……」
「……見届けるんでしょう?」
資料や本が散乱している研究室を残してここを去ってしまうことに躊躇していると、研究員のみんな************************
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